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タイでMBA マヒドン大学経営大学院

2010年8月22日(日) 20時38分(タイ時間)

Dr. Vichita Ractham
Assistant Professor
Director of Academic Supports and Services
College of Management, Mahidol University

 タイ国立マヒドン大学経営大学院(CMMU)の経営学修士「Master of Management」。いわゆるMBAに相当するものだが、CMMUでは経営の基礎知識、マーケティング、戦略策定、企業組織学など、よりマネジメントに特化して学ぶ。日本人の方々も在学生・卒業生合わせて30人あまりが学んでいる。平日の昼夜や週末を利用した効率的な授業であることから、タイ長期滞在者のみならず駐在員の生徒も多い。来年からはより短期的、より集中、より実践的なプログラムが始まる。1年という短期間で卒業を目指す、時間的に計画が立てやすい内容だ。

  マヒドン大学は医学・薬学で知られた大学で、シリラート病院やラマティボディ病院など附属病院を4カ所抱える。経営大学院を開校したのは、タイを震源地とするアジア通貨危機が発生した1997年。大学運営や附属病院の経営で、その経営手腕やマーケティング能力のさらなる向上が求められた時期だった。

 経営修士のプログラムは英語とタイ語が選択でき、いずれも総合経営、起業経営、マーケティング、人事開発、技術革新などの学科があり、「今の職場に必要な知識」「起業に当たって知っていたいノウハウ」などを学ぶことができる。コース期間は通常20カ月、平日の夜や週末を利用するパートタイムなら2年程度が目安だ。

 授業時間を選択できるから、仕事をもつビジネスマンの生徒が多い。日本人の方々は現在5人が生徒として通っており、卒業生を含めて30人程度が学んでいる。タイ長期滞在者と駐在員が半々、30—40歳ぐらいがほとんどだが、50代での入学もあり、女性も増えている。

  CMMUの授業は「卒業後の就職・起業で必要な知識」を、仕事をしながらの受講であれば「明日の仕事で必要な知識」を得るためのプログラムだが、来年1月にはさらに実践的なプログラムが始まる。「New Master of Management, International Full Term Program」だ。

 ビジネス経験を最大限に得るため、1から4まで分かれたTermのうち、1—2を通常授業とし、3を海外のCMMU提携校への留学、4を一般企業でのインターンシップとしている。インターンシップは生徒が選ぶことができるし、学校側がタイ国内およびアジア地域でアレンジすることも可能だ。タイにとどまらず海外に活躍の場を求める、グローバルなビジネス感覚を養うプログラムだ。

 文字どおりフルタイムなので、受講中は時間の余裕がなくなるだろう。しかし1年で終わる内容なので、むしろ計画が立てやすくなる。通常プログラムだと修了まで2年程度が目安で(Double Degree コースは除く)、駐在員であればその間の帰国や異動が心配になる可能性もある。一方、1年という短期であれば、休職という選択肢もあるだろうし、1年後の生活・人生設計が立てやすいだろう。

 CMMUのプログラムは、レベルとしては欧米諸国同様の世界標準だ。タイ、米国、英国、 ドイツ、中国など多国籍の教授陣が揃っている。しかし世界標準であっても、教授陣の教え方や授業の内容には、タイもしくはアジアという地域性が現れるかも知れない。もちろん人によって考え方は違うが、個人的には我々アジア人はより地域を意識すべきだと感じている。

 世界のビジネス、特に金融は、グローバル化の名の下に欧米諸国を中心として動いている。この10年20年で産業資本主義から金融資本主義にとって代わり、その果てに引き起こされたのが、一昨年のリーマンショックといっていいだろう。欧米志向の良し悪しは別として、ビジネスの場がアジアであるとするなら、より地域を意識すべきではないだろうか。

 日本人の方々にとって、タイでの修士取得のメリットはいろいろあるだろう。タイはビジネスでも旅行でも、日本人の方々になじみのある住みやすい国だ。生活がしやすいはずだ。受講料の安さも魅力的だろう。日本の私立・国立大学院と比較しても割安で、欧米諸国と比べると3分—4分の1で済む。

住所:69 Vipavadee Rangsit Road, Phayathai Bangkok 10400
電話:0-2206-2000
ウェブサイト:www.cmmu.mahidol.ac.th/main
問い合わせ先:Paratama (Ms.)、山崎
《newsclip》


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