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23日に本格稼動 エアポートリンク試乗記

2010年8月23日(月) 13時07分(タイ時間)

【タイ】バンコク都内と郊外のスワンナプーム国際空港を結ぶタイ国鉄(SRT)空港線(エアポートリンク)が23日、運賃の徴収を始め、正式に開業した。当日の朝4時に起床し、空港まで試乗した。

 2006年9月に開港したスワンナプーム空港はこれまで道路以外の交通手段がなく、旅行者は英語が通じない一般タクシー、割高なリムジンタクシー、使い勝手の悪いバスなどから選ぶしかなかった。エアポートリンクはこうした状況を改善するため、2007年に開業するはずだったが、タイのインフラ整備事業の通例で工事が大幅に遅延。ほぼ3年遅れで、今年6月、時間限定で無料運行を開始した。全長28キロで、全8駅。使用する車両は独シーメンス製のデジロUKで、特急の最高時速はタイの列車で最速の160キロだ。

 まず、路線の西端、バンコク都内のパヤタイ駅で各駅停車の列車「シティライン」に乗車した。駅はバンコク高架電車BTSパヤタイ駅の目の前だが、接続通路の完成はまだ。乗車券は自動改札用の磁気乗車券だった。運賃は片道全線15バーツ、パヤタイから空港までの所要時間は約30分。BTSと同じシーメンス製とあって、車内は青いプラスチックの座席、黄色い吊革と、BTSとさほど変わらない感じだ。カバン置き場や網棚はない。座席の幅は狭い印象で、大柄の欧米人は苦労しそうだ。

 2駅先のマカサン駅で、同駅と空港をノンストップで結ぶ特急列車「エクスプレス」に乗り換えた。マカサン駅には航空会社のチェックインカウンターがあり、ここで搭乗機のチェックインを済ませられるはずだが、23日は準備が間に合わなかった。サービス開始は未定。「エクスプレス」の座席はクッション付きの2人がけで、座席の上に棚がある。空港までの所要時間は約15分。マカサン駅でチェックインができないため、運賃は当面100バーツだ。

 同乗のソーポン運輸相、SRT幹部、記者らと空港で朝食をとり、「シティライン」で帰路へ。途中の駅で通勤、通学客が続々と乗り込んできた。エアポートリンクは空港への交通手段としてだけでなく、バンコク東部の住民の足として活躍しそうだ。
《newsclip》

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