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〈インタビュー〉 バンコック銀行執行副頭取 小澤仁氏

2010年10月7日(木) 23時00分(タイ時間)

——御行の概略についてお聞かせください

 バンコック銀行は1944年設立、タイ全体の預金量2割を占めるタイ最大の銀行です。従業員は総数2万9000人、国内全土に955支店を展開、海外支店は21カ所を数えます。

 オーナー一族が潮州系の華僑であることから、当行は設立当初よりタイを含む東南アジア地域に散らばった華僑たちの商売・事業の決済を担い、共に発展してきた歴史をもちます。そのため、東南アジア全体としての地場銀行でもあり、華僑の総本山といっても過言ではありません。

——日系企業部の開設の経緯は?

 私が旧東海銀行のバンコク支店長兼バンコック・ファースト・東海(バンコック銀行と東海銀行の合弁によるファイナンスカンパニー、現バンコック・MUFG)社長として1998年から2002年までタイに赴任したことがきっかけで、当行から声が掛かりました。日本帰国後の2003年5月に転職、1年半の準備期間を経て2004年10月に日系企業部を開設。現在我々が取引している日系企業社数が約3000社、このほか他のグループが担当している先なども加えると、バンコック銀行全体での日系企業の取引先社数は、進出企業の過半を超えます。

 タイは2000年施行の外国人事業規制法で外資マジョリティが認められるようになりましたが、それまではタイ資本マジョリティが義務付けられていました。規制の緩和により、「外資側は営業および製造、タイ側は経営」というそれまでの役割分担に変化が生じ、外国人がより経営に携わるようになってきました。このとき、外資系企業向けの専門部署をいち早く立ち上げたのが当行です。

——日系企業部の規模について

 日本人7名、タイ人30名で対応しています。タイでは日系企業であっても経理担当者は通常タイ人です。従って日系企業がお客様でも、当行では原則タイ人スタッフが対応します。

 もちろん、お客様が日本人担当者である場合は、我々も日本人が対応。同時に、タイ人・日本人の帯同訪問もひんぱんに行っています。
 
——日系企業部の役割とは?

 バンコック銀行は地場銀行です。日系企業のお客様に対して、地場銀行としてのサービスを提案・提供していくことが我々の仕事です。日系銀行とは異なる役割を担っています。

 お客様のニーズというのは千差万別で、それに合ったサービスをご紹介していくわけですが、お客様が自らのニーズを把握しきれていない場合もあり、それに対するサービスもご存じないといった事例が少なくありません。我々はタイに進出されている日系企業7000社の全てを対象として、バンコック銀行のサービスをご紹介していく所存です。現在のスタッフ数ではとても回り切れる数ではありませんが、じゅうたん爆撃のごとく日々訪問、努力を続けています。

——タイ進出日系企業の動向は?

 リーマンショック以降、タイに商機を求める企業は増えていますし、昨今の政情不安も一部の企業に損害を与えましたが、工業団地に入居する工場には全く影響がありませんでした。タイといえども、日系企業の動向は母国の経済状況に左右されます。中国の台頭で日本が国際市場でどう勝ち抜くかが、タイ進出の日系企業の在り方を決めていくでしょう。日系企業が国際市場で勝ち抜くための生産拠点として、タイは最も重要な国だと確信しています。

——これからの日系企業部について

 当行はタイ最大の銀行であり、預金、貸し出し、外国業務、決済システムなど金融サービスに於いては他行を圧倒しています。今後ともバンコック銀行の持つ優れたサービスを1社ずつ、ていねいにお客様にご説明していきます。手垢のついた言葉ではありますが、銀行は「信用」の一言に尽きます。お客様を裏切ることのない、誠実なサービスの提案・提供を今後も続けていきたいと思っています。

——ありがとうございました

住所:Bangkok Bank Public Company Limited Metropolitan Corporate Banking, Japan Desk, 10th Floor, 333 Silom Road, Bangkok 10500
電話:0-2645-5555, 1333 (タイ語・英語)
Eメール:japan.desk@bbl.co.jp
ウェブサイト:http://www.bangkokbank.com/japanese
《newsclip》


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