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潮川餐館 山椒恐るべし、本格四川料理にしびれる

2011年3月11日(金) 17時17分(タイ時間)

 中国語で「辛い」という言葉には、普通の辛さを示す「辣(ラー)」としびれるような辛さを示す「麻(マー)」がある。タイに住んでいれば、唐辛子系の辛さ、すなわち「辣」の辛さには自ずと耐性がつくものだが、後者には全く無防備だった。

 おっさん3人組は、最近中華料理店が集中するようになったナラティワート通りのソイ2に半年前に開業したという「潮川餐館」を攻略した。

 タイの潮州系華人の経営だというが、潮州料理とともに、中国激辛料理の代表格、四川料理も扱うというバンコクでは珍しい店で、メニューにも本場四川料理が並ぶ。

 注文したのは、定番の麻婆豆腐のほか、孜然羊肉(ラム肉のクミン炒め)、酸菜魚などの品々だ。

 まず、麻婆豆腐を一口食べて、中国の山椒(花椒)の香りとともに、後から口の中にしびれるような辛さが襲った。これこそ忘れてかけていた「麻」の辛さだ。同行者も「唐辛子には慣れているが、口の中が火事だ。目の周囲から汗が噴き出す」とかなりこたえたもよう。

 二品目の孜然羊肉は、中国東北部からシルクロード沿いにかけて多用される香辛料のクミンでラム肉を味付けしたスパイシー料理。こっちは揚げ唐辛子の「辣」の辛さとのハーモニーが絶妙。でもこれって、潮州料理でも四川料理でもないな。この時点で口の中の辛さレベルは既にパミール高原を超えていたが、メーンはまだこれからだ。

 そこに巨大な土鍋で登場した三品目こそ本日のメーンの酸菜魚。この料理、スープは白いのだが、山椒がふんだんに使ってあるので、容赦なく口がしびれる。具は「鱸魚」(スズキ)をほぐした身と酸菜(四川風の野菜の漬物)と春雨だ。酸菜は元は冬場の保存食で、乳酸菌が多く含まれている。重慶近くの漁村で酸菜と魚を偶然一緒に料理したところうまかったというのがルーツで、1990年代から流行した「ニュー四川料理」だとか。

 この店、辛さ、本場度ともに間違いない。「麻」の辛さに関してはバンコク一なので、心して訪れていただきたい。ちなみに、今回注文していないが、辛くない潮州料理とバランスよく注文するとよいかもしれない。忘れたころにまたしびれに行きたい。(わんこそば)

潮川餐館(TIA CHUAN RESTAURANT)
ナラティワート通りソイ2(スリウォン通り近く)を入ってすぐ右側
電話 02-2337745
営業時間 午前11時~翌午前5時
《newsclip》


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