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〈インタビュー〉 タイ現地製造の高精度高能率工具 A.L.M.T. (Thailand)

2011年5月5日(木) 20時25分(タイ時間)

A.L.M.T. (Thailand) Co., Ltd.
小原 利夫 氏 (Managing Director)


——御社概要をお聞かせください

 本社は、東京タングステンと大阪ダイヤモンド工業が合併した「株式会社アライドマテリアル」(本社:東京)です。タイ現法の弊社は1991年設立、今年20周年を迎えます。

 ダイヤモンド工具の製造販売をタイのみならず東南アジア諸国で広げてきました。タイ国内の同業他社はほとんどなく、弊社はタイでパイオニア的存在です。

——進出当時のダイヤモンド工具の需要は?

 ダイヤモンド工具の中でも、ダイヤモンド・線引きダイスからスタートしました。モーター向けのマグネットワイヤーの製造に欠かせない工具です。

 モーターは家電、精密機器、自動車とあらゆるものに使われますが、弊社が進出した当時のタイでは、ダイヤモンドダイスは全て輸入品でした。そのような市場の中で、弊社の製品は当初より、価格、納期対応、日本並みの品質が評価され、今日に至っています。

——そのほかの製品について

 1998年からダイヤモンドホイールおよびcBNホイール、2000年から電着ホイールなどの現地製造に乗り出しています。製品比率は売り上げベースで、ダイヤモンドダイスが全体の30—40%、ダイヤモンド/cBNホイールが60-70%です。今年はダイヤモンド切削工具の製造を本格的にスタートさせます。

——品質について

 ダイヤモンドダイスは10ミクロン台の極細線用のものから、製造が可能です。日本人の髪の毛は平均70—90ミクロン、太くて100ミクロン。髪の毛の6—7分の1の細さとなります。このような極めて細い高精度のワイヤーを作る工具供給基地として、現在は世界の中でも無くてはならない工場になっています。

 品質維持に関しては、日本並みという自信を持っています。弊社社員(ワーカー)は75%が女性で、検品の技術にも優れ、判断力がより養われれば、日本人以上の実力を発揮するはずです。

——顧客事情について

 自動車、電子部品、半導体、工具、ガラスといったメーカー向けとなっています。リーマンショックのあおりで、一時は売り上げがそれまでの半分にまで落ち込みましたが、その後の景気の持ち直し、ハードディスクドライブ市場の急激な拡張などで、2010年は過去最高を記録しました。

 このような景気は今年も続くと期待していますが、今後のモーターの需要など、市場の変動を長期的な視野で見据える必要も感じています。

——事業拡張などの計画は?

 東北部ナコンラチャシマ県に第2工場を建設中で、年内に稼働します。増産体制の整備と従業員の雇用安定・定着化を目的にしたものです。

——売上目標など

 昨年はリーマンショックからの立ち直りもあり、前年比で約2倍の売り上げ増加を記録しました。今年は15%増を狙っています。

——ありがとうございました

A.L.M.T. (Thailand) Co., Ltd.
住所:
Head Office & Factory
Wellgrow Industrial Estate, 90/2 Moo 9 Bangna-Trad Highway K.M. 36, Bangwua, Bangpakong, Chachoengsao 24180
電話:0-3852-2291~5 ファクス:0-3852-2290
Eメール:hideaki-saga@allied-material.co.jp (担当:嵯峨 さが)
《newsclip》


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