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バンコクのデモ会場で爆発、3人負傷

2011年6月1日(水) 13時15分(タイ時間)
【タイ】31日夜、バンコクのタイ首相府近くで、デモ団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」が座り込みデモを行っていた会場で手りゅう弾のようなものが爆発し、デモ参加者2人とアイスクリーム屋台の販売員の計3人が重軽傷を負い、屋台1台とバイク1台が破損した。

 PADは今年1月から、アピシット政権の退陣を求め、首相府前で座り込みデモを開始。5月11日の下院解散後は下院選のボイコットを呼びかけている。

〈民主主義のための市民同盟(PAD)〉
 タクシン政権(2001—2006年)当時の2005年に中国系2世のタイ人実業家ソンティ氏が設立。タクシン氏の王室への不敬、汚職疑惑などを追及し、2006年に数万人規模の街頭デモをバンコクで連続開催、政治機能を麻ひさせ、同年9月の軍事クーデターによるタクシン政権追放を呼び込んだ。
 2007年末の総選挙でタクシン派が政権に復帰したことから活動を再開し、2008年8月から同年12月まで首相官邸にあたるタイ首相府を数千人で占拠。11月下旬からバンコクの2空港も占拠し、タイの空路交通を遮断した。空港占拠中の12月に憲法裁判所がタクシン派与党を解党、反タクシン派の民主党を中心とするアピシット政権が発足したことから活動を停止。2009年に「新政治党」を政党登録した。
 2011年になり、カンボジアとの国境紛争への対応などを口実にアピシット政権に対する対立姿勢を明確にし、1月下旬からタイ首相府前で座り込みの反政府デモを開始。2008年同様、クーデターによる政権打倒を支持するなど、一部特権階級の代弁者的な主張を行っている。
 PADはタクシン氏の権力拡大や民主主義の浸透を危ぐした特権階級の影響下にあるとみられる。タイ王室の支持を受けていると主張し、シンボルカラーはプミポン国王の誕生日の色である黄色。2008年10月にPADのデモ隊が国会議事堂周辺で警官隊と衝突し、支持者の女性が死亡した際には、シリキット王妃が葬儀を主宰した。


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首相府前のPADのデモ会場

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下院選ボイコットを呼びかけるPADの看板

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PADの中核である新興仏教団体サンティアソークのメンバー
《newsclip》


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