【タイ】34年前に生き別れとなった息子を探していたベトナム系米国人の男性チュンさん(53)が29日、タイ南部スラタニ県の村で息子とみられる男性に出会い、タイの新聞各紙で報道された。
チュンさんは34年前、妻と生後2カ月の息子、親族らとともに、小船に乗って戦火のベトナムを逃れ、スラタニの隣県のソンクラー沖にたどり着いた。ここでタイの漁船に「救助」されたが、変事が起こって妻が死亡、息子をさらわれたという。タイの新聞は事情をあいまいに書いているが、当時はタイの漁船によるベトナムのボートピープルに対する海賊行為が頻発しており、チュンさんらもこうした海賊の被害にあったとみられる。
チュンさんはタイで抑留された後、米国に移住し、ベトナム系アメリカ人の女性と結婚し、新たな家庭を持った。しかし、生き別れとなった息子のことが忘れられず、今年5月に来タイ。ソンクラー県職員の助けで、同県の農家スントンさん(55)と妻のラミヤット(53)の長男サマートさん(34)が生き別れとなった息子である可能性が高いことが明らかになった。
県職員らとスントンさん宅を訪れたチュンさんは、色白で顔つきがチュンさんによく似たサマートさんを一目見て、息子と確信。抱き合って再会を喜んだ。サマートさんは結婚して子どもが2人おり、チュンさんは全員を米国に招待するつもりだ。
ラミヤットさんによると、サマートさんは34年前、漁船員の妻が育てないかといって連れて来たという。生まれたばかりの子どもを亡くして落ち込んでいたラミヤットさんはサマートさんを引き取り、実の子として育ててきた。
サマートさんは「両親が実の親ではないことは薄々知っていた。家族の長男なので、米国に移り住むことはないと思うが、ベトナム人の父のためにできるだけのことはしたい」と語った。
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