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〈タイ業界事情〉 LED照明管

2011年7月1日(金) 11時35分(タイ時間)

 Global Eco Innovation Co., Ltd.
大内 健至 氏 (President)

 省エネ・環境保全を目的に、LED(発光ダイオード)が照明管に使われるようになって5—6年。日本では事務所や工場はもちろん、一般家庭でも見かけるまでに普及してきた。タイでも大手企業が地球に優しい企業のさきがけとなるべく、LED照明管を積極的に導入、いずれは全国的な普及につながっていくと思われる。ハイベイ(水銀灯)、蛍光灯、投光器、ダウンライト、街路灯といったタイプがあるが、導入のネックとなってきたのは決して安くない初期コスト。しかし弊社は今回、リース方式の販売に踏み切った。今や導入コスト・ゼロで、LED照明管の導入が可能だ。

 LEDは1993年頃から、自動車のテールランプやブレーキランプ、インジケーター、ディスプレイ、信号機などとして登場。90年代終わり頃から携帯電話端末のバックライトやフラッシュ、特殊照明器具などに利用され始めた。その後2005年頃から、液晶パネルのバックライト、自動車のヘッドライト、医療用、工事用、そして家庭用の照明器具に広がっていった。

 日本では企業の事務所や工場を中心に広く普及、コンビニ・チェーンが試験的に導入するといった事例も見られる。今年は特に、東日本大震災の影響で節電が求められていることもあり、一般家庭を含めてLED照明管の市場の拡大は勢いを増していくだろう。

 LED照明管メーカーはタイでも日系製、韓国製、中国製と、さまざまな機種の取り寄せが可能だ。メーカーや生産国によって価格はかなり違ってくるが、その価格が忠実にスペックに反映されるかというと、決してそうでもない。

 例えば、蛍光管タイプの場合、熱を持つと電解コンデンサーに負荷がかかり、寿命が短くなる。熱を持たせないためにアンペアを下げることになるが、そうすると光量の維持が困難となる。光を発する素子を増やすことになるが、そうすると価格は上がっていく。

 素子を増やす代わりに放熱板を設置している製品も、素子を増やすより安価だ。重くなる点が指摘されるが、重くなっても天井から落ちてくるわけではないので、実用面では差し支えない。仮に落ちたとしてもポリカーボネート樹脂製なので、非常に割れにくい。

 現在、世界各国に大小さまざまなメーカーが存在、いわゆるLED照明管ブームが到来しているが、やがては淘汰されていくだろう。ちなみに弊社は日本の八洲電業、韓国の錦湖(クムホ)電機、さらに中国メーカーの製品を取り扱っている。

 製品によって差は出てくるが、例えば一般的なT8タイプの蛍光灯と比較した場合、およそ3分の1の節電が可能だ。通常の蛍光灯は安定器を通さないと電気が点かず、蛍光灯自体で36ワット、安定器で10ワットを消費する。一方のLED照明管は、内部に電源基盤が組み込まれているため安定器が不要。場所によって変わってくるが、消費電力は16ワット前後だ。

 寿命に関しては一般のT8タイプの蛍光灯が8000時間、24時間つけっぱなしでざっと1年の計算となる。これに対しLED照明管は4万時間以上と5倍を上回る。この4万時間というのは、使用開始時の照度を100%とし、70%まで落ちる時点。LED照明管は照度が落ちるだけで点灯しなくなるということはないので、70%以下に落ちても使用は可能、その分だけ寿命は伸びていく。

 このLED照明管と遠隔操作の技術をセットにしたシステムも開発された。弊社が紹介するのは日本のNetLEDシステムの製品。PC、Wi-Fi、iPhoneといった携帯電話端末での遠隔操作が可能で、電源の入り切り、照度の調整などの監視・制御ができる。

 これまでLED照明管の導入でネックとなってきたのは、初期コストだ。一般の蛍光灯のような一本30—40バーツというわけにはいかない。節電分の消費電力を含めて3—4年での減価償却が可能だが、初期コストは可能な限り抑えたいと思うのは当然だ。

 弊社はそこで、リース方式の販売に踏み切った。期間や年率によって差が出てくるが、リース方式なら分割払いの効果による年度費用の削減、導入に伴う電気料金削減、いわゆる省エネ効果を初年度から実現できる。

 タイ政府は過去いく度か、環境保全・省エネ政策として減税処置などの助成金制度を行ってきた。今後もそのような政策が打ち出される期待は大で、タイの大手ドリンク剤メーカーは、自社ビルを「エコ・ビル」にすべく導入に乗り出している。どの企業もいずれは行うことになる省エネ対策、大手企業はさきがけとなるべく動いている。

Global Eco Innovation Co., Ltd.
住所:1000/5 Liberty Bldg., 20th Floor, Sukhumvit 55 Road, Klongtonnua, Wattana, Bangkok 10110
電話:0-2714-7764 ファクス:0-2714-7763
ウェブサイト:www.gei-th.com
《newsclip》


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