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「礼儀正しい」「思慮深い」「責任感がある」 恩師、元同級生らのタイ次期首相評

2011年7月7日(木) 06時28分(タイ時間)
【タイ】タイ字紙クルンテープトゥラキットが、近くタイ初の女性首相に就任する見通しのインラク・チナワット氏(44)の学生時代の恩師、同級生らに、インラク氏の人物像を聞いた。それによると、中学高校時代のインラク氏は礼儀正しく従順な生徒で、教師から信頼されていた。口数は少なかったが、変わった新しいアイディアを思いつく想像力があったという。大学時代の恩師は「思慮深く、責任感があり、他の学生より大人だった」と評価。また、背が高く肌が白く、容姿でも目立つ存在だったようだ。

 インラク氏は今回の下院選まで政治経験がほぼ皆無で、タクシン元首相の妹、チナワット財閥企業の経営者、一児の母といったこと以外、個人的なことはほとんど知られていない。

〈インラク・チナワット〉
 1967年生まれで、9人兄弟の末っ子。タイ国立チェンマイ大学政治・行政学部卒、米ケンタッキー州立大学経営学修士。兄のタクシン氏が創業したタイ携帯電話サービス最大手アドバンスド・インフォ・サービス(AIS)、チナワット財閥の不動産会社SCアセットなどの社長を務めた。政治経験はほとんどない。事実婚で子供が1人いる。

〈タクシン・チナワット〉
 1949年、タイ北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータリース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。その後、携帯電話サービス、通信衛星などを展開するタイ通信最大手シン・グループを育て上げた。
 1995年に政界に転じ、1998年に政党を設立。地方、貧困層へのばらまき政策を掲げ2001年の総選挙で大勝し首相。2005年2月の総選挙も圧勝、首相に再選されたが、2006年9月の軍事クーデターで失脚し、公職追放処分を受けた。2007年末の総選挙でタクシン派が勝利したため、2008年2月に帰国。8月に出国し、不在中の10月、首相在任中に妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受けた。その後はタイに帰国せず、主にドバイに滞在している。
 タクシン派与党は2008年12月に選挙違反で解党され、これに伴い、タクシン派政権からネーウィン元首相府相派と中小連立4党が野党・民主党に寝返り、民主党連立政権が誕生した。
 チナワット家のタイ国内の資産約760億バーツはクーデター後に凍結され、タイ最高裁が2010年2月26日、不正蓄財だとして、このうち464億バーツの国庫没収を命じた。
《newsclip》


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