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次期タイ政権幹部ら 相次ぎ「タクシン詣で」

2011年7月11日(月) 08時24分(タイ時間)
【タイ】タイの新聞報道によると、3日の下院選でタクシン元首相派の政党プアタイが過半数を制したことを受け、プアタイ中心の連立政権に参加する予定のチャートタイパタナー党の事実上の党首であるバンハーン元首相、タクシン氏の妹のヤオワパー元下院議員、ヤオワパー氏の夫のソムチャーイ前首相、プアタイの下院議員らが、国外滞在中のタクシン元首相のもとを相次いで訪れた。

 タクシン氏の妹で次期首相に就任する見通しのインラク氏は10日、バンハーン氏とタクシン氏の会談は私的なものだとして、組閣との関連を否定。バンハーン氏は11日、タクシン氏とブルネイで会ったことを認め、「一緒に食事をしたが、政治の話はなかった」と述べた。

 タクシン氏は国外滞在中の2008年に、首相在任中に妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受けた。その後はタイに帰国せず、主に中東のドバイに滞在している。ブルネイはタイ同様、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国だが、タイ政府からのタクシン氏の身柄引き渡し要求を無視し、タクシン氏の出入国を認めているもようだ。

〈タクシン・チナワット〉
 1949年、タイ北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータリース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。その後、携帯電話サービス、通信衛星などを展開するタイ通信最大手シン・グループを育て上げた。
 1995年に政界に転じ、1998年に政党を設立。地方、貧困層へのばらまき政策を掲げ2001年の総選挙で大勝し首相。2005年2月の総選挙も圧勝、首相に再選されたが、2006年9月の軍事クーデターで失脚し、公職追放処分を受けた。2007年末の総選挙でタクシン派が勝利したため、2008年2月に帰国。8月に出国し、不在中の10月、首相在任中に妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受けた。その後はタイに帰国せず、主にドバイに滞在している。
 タクシン派与党は2008年12月に選挙違反で解党され、これに伴い、タクシン派政権からネーウィン元首相府相派と中小連立4党が野党・民主党に寝返り、民主党連立政権が誕生した。
 チナワット家のタイ国内の資産約760億バーツはクーデター後に凍結され、タイ最高裁が2010年2月26日、不正蓄財だとして、このうち464億バーツの国庫没収を命じた。
《newsclip》


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