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タイ皇太子機差し押さえ タクシン氏顧問弁護士が関与否定

2011年7月18日(月) 14時49分(タイ時間)
【タイ】ミュンヘン空港に駐機していたワチラロンコン・タイ皇太子の専用機が12日、ドイツ企業に対するタイ政府の債務不払いにより、ドイツの裁判所命令で差し押さえられた問題で、タクシン元タイ首相の顧問弁護士でカナダ人のロバート・アムスタダム氏は17日、自身のウェブサイトに声明を出し、差し押さえに関与したといううわさを否定した。アムスタダム氏は「事実無根の極めてばかげたうわさだ」と述べ、タイの政治を牛耳る反民主主義的な勢力がうわさの出元と断じた。

 タイ政府は差し押さえられたボーイング737型機は2007年にタイ空軍が皇太子にプレゼントしたもので、政府の所有物ではないと主張。ドイツの裁判所に差し押さえの解除を求めている。

 タイではタクシン政権(2001—2006年)を追放した2006年の軍事クーデター以降、特権階級を中心とする反タクシン派と、地方住民、低所得者層を支持基盤とするタクシン派の抗争が続いている。反タクシン派はタクシン氏を王制廃止を狙う腐敗政治家とみなし、軍事力と裁判でタクシン派の抑え込みを図っている。一方のタクシン派は2001年以降、総選挙で負けなしで、今月3日の総選挙では過半数を押さえ、タクシン氏の妹のインラク氏が次期首相に就任する見通しとなっている。

 タイには不敬罪があり、タイ国王夫妻と王位継承者に対する批判が禁じられている。違反した場合、1件につき最長15年の懲役刑が科される。
 
《newsclip》


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