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タクシン元首相、62歳に

2011年7月26日(火) 23時25分(タイ時間)
【タイ】タイのタクシン元首相が26日、62歳の誕生日を迎え、生まれ故郷の北部チェンマイや東北部ナコンラチャシマ、中部アユタヤなど国内の10カ所以上で支持者が祝賀行事を行った。タクシン氏は国外滞在中の2008年、首相在任中に妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受け、以来、タイに帰国していない。7月3日のタイ下院総選挙でタクシン派政党が過半数を制したことから、タクシン氏の恩赦に向けた動きが活発化する見通しだが、特権階級を中心とする反タクシン派の反発は必至で、タクシン氏の帰国への道のりは険しそうだ。

〈タクシン・チナワット〉
 1949年、タイ北部チェンマイ生まれの客家系華人。中国名は丘達新。警察士官学校を卒業後、米国に国費留学し、刑法学博士号を取得。帰国後、警察に勤務するかたわら、官公庁へのコンピュータリース、不動産開発などを手がけ、1987年に警察中佐で退職。その後、携帯電話サービス、通信衛星などを展開するタイ通信最大手シン・グループを育て上げた。
 1995年に政界に転じ、1998年に政党を設立。地方、貧困層へのばらまき政策を掲げ2001年の総選挙で大勝し首相。2005年2月の総選挙も圧勝、首相に再選されたが、2006年9月の軍事クーデターで失脚し、公職追放処分を受けた。2007年末の総選挙でタクシン派が勝利したため、2008年2月に帰国。8月に出国し、不在中の10月、首相在任中に妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受けた。その後はタイに帰国せず、主にドバイに滞在している。
 タクシン派与党は2008年12月に選挙違反で解党され、これに伴い、タクシン派政権からネーウィン元首相府相派と中小連立4党が野党・民主党に寝返り、民主党連立政権が誕生した。
 チナワット家のタイ国内の資産約760億バーツはクーデター後に凍結され、タイ最高裁が2010年2月26日、不正蓄財だとして、このうち464億バーツの国庫没収を命じた。
《newsclip》


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