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「不要」「不適当」「非常に遺憾」 独政府の賠償金支払い要求にタイ猛反発

2011年7月28日(木) 21時47分(タイ時間)
【タイ】経営破たんしたドイツの建設会社ウォルターバウに対するタイ政府の賠償金不払いにより、ミュンヘン空港に駐機していたワチラロンコン・タイ皇太子の専用機(ボーイング737型機)が12日、ドイツの裁判所命令で差し押さえられた問題で、22日、駐タイ・ドイツ大使館のホームページに、差し押さえに至った経緯を説明し、タイ政府に賠償金の支払いを求めるプレスリリースが掲載された。タイ外務省はこれに対し、28日、「ドイツ政府がこのようなプレスリリースを発表したことは、不要で不適当で、非常に遺憾である」「タイ政府と民間投資家の係争であり、皇太子とドイツ政府は無関係」「皇太子の名誉を守り、迅速に差し押さえ解除を実現する」といった内容の声明を発表した。タイのアピシット首相は27日、「賠償金問題は依然係争中」という認識を示し、ドイツ政府を非難していた。

 ドイツ側のプレスリリースによると、ウォルターバウは1980年代に、バンコクと郊外のドンムアン空港を結ぶ自動車専用道路ドンムアントールウェイの建設に携わったが、タイ政府の度重なる契約違反で損失を被った。ウォルターバウの破産管財人は2005年、タイ政府に賠償金の支払いを求める国際仲裁手続きを開始し、2009年、タイ政府に3600万ユーロの支払いを命じる最終判断が下った。しかしタイ政府はその後も支払いに応じず、ドイツ地裁の命令により、皇太子専用機が差し押さえられた。プレスリリースは「問題の早期解決はドイツとその他の外国人投資家のタイへの信頼を回復させ、独タイ関係の発展に前向きなメッセージを送ることになる」と結ばれていた。
《newsclip》


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