RSS

不敬罪でバンコクの大学生逮捕、副学長が通報

2011年8月8日(月) 11時44分(タイ時間)
【タイ】バンコク在住のタイ人男性(22)が5日、不敬罪容疑で逮捕された。男性は大学在学中の昨年、ウェブサイトに王室を批判するコメントを書き込み、これを見た同大学の副学長が当局に通報した。男性は容疑を認めているという。タイ字紙マティチョンなどが報じた。不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の懲役刑が科される。

 タイではタクシン政権を追放した2006年の軍事クーデター後、特権階級を中心とする反タクシン派と、地方住民、中低所得者層が多いタクシン派の政治抗争が続き、軍、司法の実権を握る反タクシン派により、タクシン派の市民が不敬罪で投獄されるケースが相次いでいる。反タクシン派はインターネットの検閲も強化し、米人権団体フリーダムハウスによると、2007年以降、裁判所命令で7万5000のウェブページへの接続が遮断され、このうち5万7000ページが不敬罪によるものだった。ネット上の百科事典「ウィキペディア」のプミポン国王に関する英語のページもタイからは閲覧できない。今年5月には米国人ライターによるプミポン国王の評伝でタイ国内で発禁となっている「ザ・キング・ネバー・スマイルズ」の一部をタイ語に訳して自分のブログに掲載し、同書のウェブサイトへのリンクを張ったとして、タイ系米国人の男性(54)が不敬罪容疑で逮捕された。
《newsclip》


新着PR情報