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英国人ら6人変死 原因は殺そ剤? タイ当局が最終報告

2011年8月17日(水) 11時32分(タイ時間)
【タイ】1月11日—2月19日にタイ北部チェンマイ市で外国人観光客ら6人が変死し、3人が体調不良で入院した問題で、タイ保健省は外部の専門家などによる調査を終え、16日、最終報告を公表した。

 それによると、チェンマイ市の「ホテルA」の同じ部屋に宿泊した米国人女性(33)とカナダ人女性(29)が1月8日からおう吐などの症状を訴え、11日に米国人女性が死亡した件は、心筋梗塞が死因とされた。心筋梗塞を招いた原因としては殺鼠(そ)剤が有力視されている。
 
 フランス人女性(25)が1月16日に発熱などの症状を訴え、17日にチェンマイ入りし、「ホテルB」に宿泊、25日に死亡した件は、ウイルス感染による急性心筋梗塞の可能性が高いとした。

 チェンマイ市の「ホテルC」に宿泊中のニュージーランド人女性3人が2月3日、おう吐などの症状を訴え、このうちの1人(23)が6日に死亡した件と、3日朝、3人が宿泊した部屋の隣室でタイ人女性(47)が死亡しているのがみつかった件については、時期、場所から考え、殺虫剤などの化学物質が原因の可能性が高いとしたが、具体的な結論は示さなかった。

 「ホテルC」に宿泊した英国人夫婦(78、74)が2月19日午後、客室で死亡しているのが見つかった件は、心疾患の可能性があり、同じホテルで起きた2人の死亡との関連も否定できないとしている。

 「ホテルA」と「ホテルC」のケースは類似性が見られるとしたが、有毒化学物質、殺虫剤、ガスなどの可能性があるとしただけで、物質の特定は出来なかった。

 チェンマイ当局は報告を受け、▽ホテル、市場などでの殺虫剤などの使用に関する実態調査、規制の策定を行う作業部会の設置▽病気になった外国人から報告を受け付ける制度の設立——といった対策を打ち出した。

 保健省はホテルの名前を明らかにしていないが、「ホテルC」である「ダウンタウンイン・チェンマイ」はニュースクリップに対し、「ニュースに関するコメントは控える。現在も客足は普段通りで、宿泊客からこの件に関して質問されたこともない」と回答した。
《newsclip》


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