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タクシン元首相の元妻、脱税疑惑で逆転無罪

2011年8月25日(木) 00時42分(タイ時間)
【タイ】タクシン・チナワット元首相の元妻のポジャマン・ナ・ポンペット氏と、ポジャマン氏の義兄のバナポット・ダーマーポン氏、ポジャマン氏の秘書のカーンジャナパー・ホーンフーン氏の3人が脱税罪に問われた裁判の二審判決が24日、タイ控訴裁判所であり、ポジャマン氏とカーンジャナパー氏に逆転無罪、バナポット氏に懲役2年、執行猶予1年、罰金10万バーツが言い渡された。タクシン一族に関する裁判の判決が下ったのは、7月の下院総選挙でタクシン派が政権を奪還して以来初めて。タクシン派は反タクシン派との政争が激化した2005年以来、選挙違反や首相資格などをめぐる最高裁、憲法裁での裁判で敗訴が続いていた。

 ポジャマン氏は1997年、タクシン氏が創業したタイ通信大手シンの株式7・4億バーツ相当を「結婚祝い」としてバナポット氏に無料譲渡した。国税局は当時、贈り物なので納税の必要はないという判断を下したが、2006年のクーデターでタクシン政権を追放した軍部が再調査を実施し、2007年に検察が脱税として起訴。2008年の一審判決では、「意図的で悪質な脱税」として、ポジャマン氏とバナポット氏に懲役3年、カーンジャナパー氏に懲役2年の実刑判決が下り、3人が控訴していた。控訴裁はポジャマン氏とカーンジャナパー氏については証拠不十分で無罪とし、バナポット氏に関しては犯罪歴がなく多額の寄付をしているなどの理由で執行猶予付に減刑した。

 ポジャマン氏は政争の様々な局面で冷静かつ大胆な強心臓ぶりをみせ、一部にはタクシン氏を上回るやり手という評価もある。二審判決には3人の子どもとともに出廷し、判決後も、いつものように冷静さを崩さなかった。タクシン氏とポジャマン氏は2008年に離婚したが、政敵の注意をポジャマン氏からそらし、一族の資産を守るための措置という見方が強い。
《newsclip》


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