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ペプシコとタイのボトラー、60年の関係に幕

2011年9月12日(月) 18時12分(タイ時間)
【タイ】タイのアルコール飲料最大手タイビバレッジは9日、タイのペプシコーラボトラー、スームスクを買収すると発表した。清涼飲料水への進出と販路拡大が狙い。米飲料・食品大手ペプシコからスームスク株の約42%を64・1億バーツで取得するほか、残る全株の株式公開買い付けを行う。全株を取得した場合の買収額は154・2億バーツ。

 スームスクは1953年からタイでペプシコーラなどペプシコ製品を製造販売してきたが、過去数年、自社製品の展開や契約料の引き下げをめぐる交渉でペプシコとの関係が悪化した。ペプシコは昨年、スームスクの買収を試みたが、スームスクの外資出資比率上限が35%に設定されている上、タイビバレッジがタイ側株主と共同で買収阻止に動き、失敗した。ペプシコは今後、スームスク株の売却で得た資金などで独自にタイの製造・販売網の構築を進める。

 スームスクは2012年11月までペプシコとのボトラー契約を継続する。同社の2010年の売上高は221・3億バーツ、最終利益は4・7億バーツだった。

〈タイビバレッジ〉
ビールの「ビアチャーン」、タイウイスキーの「メコン」といったブランドを擁するタイ屈指の大手民間企業。2008年にタイの外食・緑茶大手オイシ、中堅ドリンク剤メーカーのレンジャービバレッジを相次いで買収するなど、アルコール飲料以外への多角化を推進中。2011年上期の業績は売上高が前年同期比4・4%増の615・6億バーツ、最終利益が15・8%増の61・1億バーツ。ビール事業は9%の減収で赤字に転落した。
《newsclip》


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