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〈タイ中部洪水〉 ハイテク工業団地にも水迫る サハラタナナコンは水没

2011年10月8日(土) 22時33分(タイ時間)
【タイ】タイの電子機器受託製造会社(EMS)、ハナ・マイクロエレクトロニクスは7日、タイ中部アユタヤ県のバンワー(ハイテク)工業団地にある子会社ハナ・セミコンダクター(アユタヤ)の工場について、工業団地に洪水が迫り、移動が可能な設備を工場建物の2階に移したことを明らかにした。工場が浸水しなかった場合は15—20日後に再稼動が可能だが、浸水した場合は生産が2、3カ月停止する見通し。

 ハイテク工業団地は防水壁を高くする作業を進めているが、持ちこたえられるかどうかは不明。洪水の水位は13、14日に最も高くなると予想されるという。

 アユタヤ県の工業団地では8日にホンダ、ミネベアなどが入居するロジャナ工業団地、4日にサハラタナナコン工業団地が浸水した。サハラタナナコン工業団地は洪水の水位が深いところで約3メートルに達し、一部の工場では製造設備、製品、備品が水浸しとなっている。

 サハラタナナコン工業団地に工場がある日系企業では、自動車部品メーカーの丸順(岐阜県大垣市)、電線メーカーの平河ヒューテック(東京都品川区)、工業用バルブメーカーのヨシタケ(名古屋市瑞穂区)、サーミスタ素子・センサーの専門メーカー、芝浦電子(さいたま市)、テクニカル電子(東京都大田区)のタイ子会社でデジタルカメラや携帯電話、液晶バックライト用部品を製造するEPE(タイランド)、テイ・エステック(埼玉県朝霞市)のタイ子会社で四輪車用シート、四輪車用内装品などを製造するテイエステック(タイランド)、日本化学産業のタイ子会社で薬品事業を手がけるネクサス・エレケミックとサイアム・エヌケーエスなどが工場の操業停止と避難を報告した。ただ、工業団地への立ち入りが制限されているため、いずれも詳しい被害状況は把握できていないもようだ。
《newsclip》


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