RSS

マレーシア予算案過去最高に、選挙シグナルか

2011年10月9日(日) 08時46分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシアのナジブ首相兼財務相は7日、連邦議会で2012年度予算案を発表した。歳出は2328億リンギ(約5兆6700億円)となり、建国以来最高となった。与党の票田である公務員への生活支援策など、次期総選挙をにらんだ「ばらまき」が目立った。マレーシアでは、11月中にも総選挙が実施されるとの見方が高まっている。

 歳出のうち開発支出は22%に当たる512億リンギで、財政赤字の対歳入比は11年度の5・4%から4・7%へと縮小したが、15年連続の赤字予算となった。

 予算案によると、マレーシア政府は公務員130万人に12月に月給の半月分(最低500リンギ)の一時金を支給するとした。また、月収3000リンギ以下の全世帯に500リンギの手当を支給することも同時に発表した。このほか、高校生に相当する年齢までの就学児童・生徒に1人当たり100リンギの就学支援金、大学・専門学校生に200リンギ相当の図書券を支給するとした。

 さらに、月収5000リンギ以下の勤労者に対しては、従業員積立基金(EPF)の雇用主負担率を12%から13%に高める措置を取るとした。

 規制緩和面では、私立病院などサービス分野で外資による100%出資を認める業種を拡大する。

 ナジブ首相は、マレーシアの経済成長率について、今年は5・0—5・5%、来年は5・0—6・0%になるとの見方を示した。
《newsclip》


新着PR情報