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〈タイ中部洪水〉 ロジャナ工業団地浸水 ホンダ、ミネベアなど入居

2011年10月9日(日) 17時35分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、大規模な洪水に襲われているタイ中部アユタヤ県で、8日夜、県内最大規模の工業団地、ロジャナ工業団地(アユタヤ)に防水壁を越えて水が流れ込み、ホンダの四輪車工場(年産能力24万台)などが浸水した。当局は工業団地内の従業員、住民に避難を指示した。ロジャナ工業団地(アユタヤ)にはホンダのほか、ミネベア、ニコンなど約200社の工場があり、団地内で働く労働者は約10万人に上る。

 今回の洪水では同県内のサハラタナナコン工業団地も水没した。直接洪水で被災していないトヨタ自動車のタイ工場がサプライヤーの被災で稼働率を引き下げるなど、自動車、エレクトロニクスといった産業に甚大な影響を与える見通しだ。

 アユタヤでは工業団地のほか、市街地や世界遺産の寺院遺跡、幹線道路の一部も浸水し、当局が住民に避難を呼びかけている。ただ、被災地ではボートに乗った窃盗団が出没し、被災者の多くが盗難を恐れ自宅を離れずにいるという。警察はジェットスキーなどで被災地のパトロールを行っているが、効果は限定的だ。

 チャオプラヤ川のアユタヤの下流に位置するバンコクでは洪水を恐れる住民による食料の買いだめが起きている。バンコク地下鉄の一部の駅では防水対策で入口の一部が閉鎖された。インラク首相、スクムパン・バンコク都知事はバンコク中心部の洪水は当面ないとしているが、月半ばには、北部のダムから放水された大量の水がチャオプラヤ川を下りバンコクに到着し、同じ時期に高潮となるため、予断を許さない状況だ。

 中国政府は8日、洪水の緊急支援として、タイ政府に100万ドルの資金援助と5000万バーツ相当の支援物資を提供した。米国政府は300万バーツの義捐金をタイ赤十字社に寄付した。
《newsclip》


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