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タイ政府、船で洪水押し流し作戦

2011年10月10日(月) 12時21分(タイ時間)
【タイ】タイ中部、北部を中心とする大規模な洪水で、タイ政府はチャオプラヤ川に多数の船を固定し、船のスクリューで川の流速を加速させ、海への排水を図る作戦に乗り出した。8日、プロードプラソプ科学技術相が出席し、バンコク北郊のノンタブリ県で開始式典が行われ、官民の49隻が水の送り出しに務めた。

 バンコクでは洪水に備え、住民による食料品、日用品の買いだめが起きている。バンコク地下鉄の駅では一部の出入り口の閉鎖や土のうの積み上げが始まった。

 タイでは7月下旬以降、雨期の大雨で各地で洪水、地滑りが起き、7月29日—10月9日に269人が死亡、4人が行方不明になった。10日時点で洪水が発生しているのは、中部アユタヤ、パトゥムタニ、ノンタブリ、アントン、ロッブリ、東部チャチュンサオ、プラジンブリ、北部チェンマイ、スコータイ、ピッサヌローク、ナコンサワン、東北部コンケンなど30県。

 アユタヤでは日系企業多数が入居するロジャナ工業団地(アユタヤ)とサハラタナナコン工業団地が浸水し、経済的な損害は1000億—3000億円に上ると予想されている。

 バンコクと中部、北部を結ぶ道路網も各地で水没・寸断された。タイ国鉄の北部線は運休が続いている。10日時点で洪水で閉鎖した空港はない。
《newsclip》


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