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タイ副首相泣く ハイテク工業団地浸水で

2011年10月13日(木) 14時45分(タイ時間)
【タイ】タイ工業団地公社(IEAT)によると、タイ中部・北部を襲った大規模な洪水で、13日朝、中部アユタヤ県のバンワー(ハイテク)工業団地で堤防の一部が崩れ、敷地内に水が流れ込み始めた。昼ごろ同工業団地を視察したキティラット副首相兼商務相は堤防決壊を目にし、団地内の企業経営者らと抱き合って涙を流した。
 
 ハイテク工業団地に子会社の工場があるタイの地場系プリント基板(PCB)メーカー、KCEエレクトロニクスは13日、工業団地への浸水が始まり、当局から即時避難を求める連絡があったと発表した。
 
 今回の洪水で浸水する工業団地はアユタヤ県内のサハラタナナコン工業団地、ロジャナ工業団地(アユタヤ)に続く3カ所目で、ホンダ、キヤノンなど日系企業を中心に400社以上の工場が被災したことになる。サハラタナナコン工業団地とロジャナ工業団地(アユタヤ)では洪水の水位が深いところで1—3メートルに達し、製造設備、製品への影響が懸念される。排水の見通しも立っておらず、いつ工場が再開できるかは不透明なままだ。

 タイ北部から南下してきた大量の水は北部ナコンサワン県、アユタヤ県などで大規模な洪水を起こし、バンコク郊外のパトゥムタニ県、ノンタブリ県でも広い範囲で洪水が起きている。週末にはバンコクの一部でも洪水の発生が予想されている。

 バンコクと北部を結ぶ鉄道は線路の浸水で13日もほぼ全線が運休。タイ運輸省国道局によると、国道は17県99路線の108カ所で浸水し、67カ所が通行不能になっている。バンコクのセンセープ運河フェリーは13日も運休。
《newsclip》


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