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タイで洪水被害拡大 バンカディー工業団地が閉鎖 東芝など入居

2011年10月14日(金) 13時19分(タイ時間)
【タイ】タイ中部・北部を襲った大規模な洪水を受け、中部パトゥムタニ県のバンカディー工業団地が13日、浸水の恐れがあるとして、入居企業に生産停止を要請し、14日までに団地を閉鎖した。バンカディー工業団地には東芝の半導体工場、日本電産のハードディスクドライブ(HDD)用スピンドルモータ−工場など約50社の工場がある。

 また、14日、中部アユタヤ県のバンパイン工業団地の入口付近が浸水し始めた。バンパイン工業団地には帝人など約90社の工場がある。

 13日に堤防が決壊したアユタヤ県のバンワー(ハイテク)工業団地では、軍などが復旧作業に務めているものの、浸水が止まっていない。入居企業のHOYAによると、14日午前の時点で建物の1階部分が浸水した。ハイテク工業団地には味の素、キヤノンなど143の工場がある。

 タイ中部の工業団地では46社が入居するサハラタナナコン工業団地(アユタヤ県)が4日、ホンダ、ミネベア、ニコンなど約200社の工場があるロジャナ工業団地(アユタヤ県)が8日から浸水した。2カ所とも広い範囲で製造設備や製品が水没した状態で、工場再開のめどは立っていない。

 14日午前の時点で、中部パトゥムタニ県のナワナコン工業団地(パトゥムタニ)、バンコクのラークラバン工業団地、バンチャン工業団地、ジェモポリス工業団地、東部チャチュンサオ県のウェルグロー工業団地では団地内への浸水はない。

 タイでは雨期に加え、9月下旬から10月上旬にかけ、南シナ海から上陸した台風、熱帯低気圧の影響で大雨が降り、北部、中部で大規模な洪水が発生した。14日時点で洪水が起きているのはアユタヤ、パトゥムタニ、北部ナコンサワンなどタイの77都県中26県。7月29日—10月13日の水害による死者・行方不明者は291人。

 バンコクと北部を結ぶ鉄道は線路の浸水で14日もほぼ全線が運休。タイ運輸省国道局によると、国道は102路線の111カ所で浸水し、71カ所が通行不能になっている。
《newsclip》


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