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ナワナコン工業団地、浸水止まらず

2011年10月18日(火) 11時59分(タイ時間)
【タイ】タイ当局によると、タイ中部を襲った歴史的な大洪水で、17日午前、中部パトゥムタニ県のナワナコン工業団地(パトゥムタニ)の堤防の一部が決壊し、浸水が始まった。復旧作業は難航し、18日午前には団地内の広い範囲が浸水した。

 ナワナコン工業団地にはクボタ、カシオ、フジクラ、NECトーキン、日本電産コパル、パナソニック電工、ハチバン、米ハードディスクドライブ(HDD)大手ウエスタンデジタルなど227社の工場があり、約17万人が雇用されている。投資総額は414億バーツ(約1000億円)。

 ナワナコン工業団地にあるミネベアの小型モーター部品工場は14日午後から操業を停止し、18日までに敷地内への浸水が確認された。帝国通信工業のタイ子会社で可変抵抗器、前面操作ブロックなどを製造するノーブルエレクトロニクス(タイランド)、三ツ知のタイ子会社で自動車用カスタムファスナーや家電部品を製造するタイミツチ、ソディックのタイ子会社で放電加工機を開発製造するソディック(タイランド)は18日、いずれも当局からの退避命令を受け、ナワナコン工業団地の工場の操業を停止したと発表した。

 今回の洪水ではすでに、中部アユタヤ県のサハラタナナコン工業団地、ロジャナ工業団地(アユタヤ)、バンワー(ハイテク)工業団地、バンパイン工業団地、ファクトリーランド・ワンノイ工業団地が浸水した。被災した日系企業はホンダ、ソニー、味の素、ニコン、キヤノンなど300社以上。浸水した団地内の水位は場所によっては4、5メートルに達し、広い範囲で製造設備や製品が水没した。

 洪水の被害額について、タイのティーラチャイ財務相は17日、国内総生産(GDP)の1—1・7%に上るという見通しを示した。

 18日の時点で洪水が発生しているのはスコータイ、ピジット、ピッサヌローク、ナコンサワン、ウタイタニ、チャイナート、シンブリ、アントン、アユタヤ、ロッブリ、サラブリ、スパンブリ、ナコンパトム、パトゥムタニ、ノンタブリ、ウボンラチャタニ、コンケン、シーサケート、スリン、チャチュンサオ、ナコンナヨク、プラジンブリ、ロイエット、カムペンペット、ターク、マハーサラカム、サムットサコンの27県、被災者は約250万人。7月29日—10月17日の水害による死者は315人で、3人が行方不明になっている。
《newsclip》


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