RSS

想定外の洪水? タイ首相「バンコク全域浸水も」

2011年10月25日(火) 21時25分(タイ時間)
【タイ】タイのインラク首相は25日夜、地上波テレビ全局を通じ、洪水でバンコク全域が浸水する可能性があることを初めて認めた。タイ北部、中部から流れ下ってきた膨大な水が防水壁と運河で対応できる量を超えているとして、最悪の場合は全域で10センチから1・5メートル浸水すると述べた。

 今週末には南下してきた洪水が本格的にバンコク北郊に押し寄せる一方、高潮でチャオプラヤ川の水位が上昇し、深刻な危機を迎える見通し。政府は25日の閣議で、バンコクなど洪水で被災した21都県について、27日木曜日、28日金曜日、31日月曜日を公休日とすることを決めたが、バンコク都民に対するえん曲な避難勧告と受け取られている。

 タイ政府、バンコク都庁は当初、バンコク中心部が浸水する可能性はないと主張していたが、洪水対策で政府と都庁の足並みが乱れるなど混乱が続き、楽観論は徐々に消えた。すでにバンコクの北部、チャオプラヤ川岸などでは浸水地域が増え、25日には政府の洪水対策本部がある北部のドンムアン空港(旧バンコク国際空港)の滑走路に水が流れ込んだ。

 タイのメディアでは過去数日、バンコク全域が浸水する恐れがあるという報道が勢いを増し、25日の首相の放送の後は、バンコクに残る必要がない住民は急いで他県に避難すべきだと主張するテレビキャスターも出てきた。全域浸水した場合、水が引くまでに1カ月以上かかると予想され、経済への影響が懸念される。
《newsclip》


新着PR情報