【タイ】バンコクの洪水の見通しについて、タイ政府洪水対策本部のアノン・タイ地理情報宇宙技術開発機関(GISTDA)長官代行は10日、タイのテレビ局数局のニュース番組に出演し、チャオプラヤ川東側のバンコク中心部の幹線道路は今後7—10日で通行可能な状態まで水が引くという見通しを示した。また、戦勝記念塔まで洪水が達することはないと言い切った。
最新の衛星写真から、バンコクの北にある洪水の水量は約30億トンで、今後20—30日でバンコクのチャオプラヤ川東側に10億トン、西側に15億トンが流入すると推定。東側の中心部は北側に設けられた大型土のうの堤防「ビッグバッグ」と運河による排水で、海に流れ出る水量が洪水の流入量を上回り、状況が改善しつつあると分析した。西側は流入量が多く、今後3週間、幹線道路の浸水が続くという見通しを示した。
スクムパン・バンコク都知事も同日、都内各所で洪水の水位が下がったとして、今後水の流入がなければ2週間以内に幹線道路から水が引くだろうと述べた。
一方、ランシット大学のセーリー准教授(東北大学工学博士)は公共放送局タイPBSの10日夜のニュース番組で、バンコク各地の洪水の水量と今後予想される流入量、排水能力を示し、バンコク中心部の浸水地域で2週間以内に水が引く可能性はないと断言した。
今回の洪水はピーク時の水量が満水時の琵琶湖の3分の2に相当する160億トン、浸水した地域が1万6000平方キロに及ぶとみられ、これまでに500人以上が死亡、ホンダ、ソニーなど日系企業400社以上の工場が水没した。
バンコクは南下してきた洪水で10月下旬から広い範囲が浸水している。中心部は過去数日、東西に走るバンスー運河で水の南下が止まり、日本人が多く住むスクムビット地区やショッピング街のラチャプラソン交差点などは浸水していない。
タイ政府は洪水の今後の見通しに関する公式見解を示さず、インラク首相、洪水対策本部長であるプラチャー法相ら政府高官からの情報発信はほぼゼロ。専門家の意見はばらばらで、住民は苛立ちを強めている。
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