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バンコク郊外の洪水被災住民 堤防破壊、道路封鎖

2011年11月23日(水) 18時34分(タイ時間)
【タイ】バンコク都心部が洪水を免れ、都内各所で水が引く一方、バンコク北郊のパトゥムタニ県やバンコク西北のノンタブリ県では広い範囲で数十センチから1メートル以上の浸水が1カ月以上続いている。水が悪臭を放ち、虫が大量発生するなど状況は厳しく、不満を強めた住民が抗議行動に出たり、政府を裁判所に訴えるなどの動きが広がっている。

 タイのテレビ報道によると、23日、バンコク中央部の北側に設けられた大型土のうの堤防「ビッグバッグ」の北側のパトゥムタニ県ラムルッカ郡の住民数百人が「ビッグバッグ」を十数メートルにわたり撤去し、制止しようとした警官ともみ合った。「ビッグバッグ」は南下してくる洪水のバンコクへの流入を防ぐため設置されたが、ラムルッカの住民は「ビッグバッグのせいで洪水が引かない」と怒りを露わにした。

 現場から数キロ西では、高架高速道路ドンムアントールウェーの出口をラムルッカの住民数百人が封鎖し、居住地域の排水を急ぐよう当局に要求した。道路封鎖で渋滞が発生し、強行突破しようとした乗用車の上に住民が飛び乗ったり、フロントガラスを割るなど、混乱が続いた。

 ノンタブリ県では22日、洪水被災地の住民数百人が県庁前に集まり、洪水の水を流すため、バンコクとの境にある運河の水門を開くようバンコク都庁に要求した。スクムパン・バンコク都知事は当初、バンコク都内が洪水になるとして拒否したが、23日になり、要求の一部を飲んだ。
《newsclip》


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