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「いいね!」で不敬罪 タイ政府、フェイスブック利用者に警告

2011年11月27日(日) 23時44分(タイ時間)
【タイ】アヌディット情報通信技術(ICT)相は24日、交流サイト(SNS)「フェイスブック」の利用者に対し、不敬罪に抵触する恐れがある書き込みについて、「シェア」や「いいね!」のボタンを押したり、コメントした場合、不敬罪に問われる可能性があると警告した。また、こうした書き込みを見た場合、当局に通報するよう呼びかけた。

 不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の懲役刑が科される。特権階級を中心とする反タクシン元首相派と反王室のイメージが強いタクシン派の政治抗争が激化する中、不敬罪は頻繁に適用されるようになり、人権団体などが警鐘を鳴らしている。今月23日には、携帯電話でタイ王室を批判するショートメッセージ4通を送信したとして、61歳のタイ人男性が懲役20年の実刑判決を受けた。

 7月の総選挙でタクシン派が政権に復帰したため、不敬罪の適用は減るとみられるが、タクシン元首相は2008年に汚職で実刑判決を受け国外逃亡中で、帰国するにはプミポン国王による恩赦が必要。タクシン派の現政権は不敬罪を振りかざして王室への忠誠心を示す一方、支持者の反王室的な言動を抑える必要に迫られている。
《newsclip》


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