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「タイ政府の連絡、支援皆無」 洪水被災の2工業団地

2011年11月30日(水) 12時22分(タイ時間)
【タイ】タイ中部を襲った大洪水では工業団地7カ所、700社以上の工場が浸水した。大規模な災害に際し、タイ政府の対応はどうだったのか。浸水したバンカディー工業団地(パトゥムタニ県)とファクトリーランド・ワンノイ工業団地(アユタヤ県)の責任者に状況を聞いた。

□バンカディー工業団地(マネジャーのスジン氏)
 
 「洪水に関する政府からの事前連絡、警告は一切なかった。あちこちに電話をかけ、自力で洪水の位置、水位などの情報を収集した。
 工業団地の周囲に堤防を築いていたが、洪水の水位が上回り、10月20日夜から浸水した。
 土のうを積む作業への兵士や警官の派遣といった政府の支援は全くなかった。浸水が始まってから、パトゥムタニ県庁が応援を送ってきたが、手遅れだった。
 政府が手一杯だったのはわかるが、すべて民間任せにするのではなく、もっと真剣に、素早く、組織だって問題に取り組むべきだった。
 工場水没の再発を防ぐため、工業団地の周囲8・5キロにわたって堤防を高くする計画だ。資金がどれくらい必要かはまだわからない。政府の支援を期待しているが、何もしてくれない場合は自力でやるしかない。
 排水作業は11月25日に開始した。日本政府が派遣したポンプ車などで作業を進めている」

□ファクトリーランド・ワンノイ工業団地(マネジャーのピサヌ氏)

 「洪水に関して政府からの事前連絡、警告、情報開示はまったくなかった。水が押し寄せてからも、支援はほぼゼロ。アユタヤ県庁がポンプ3台を送ってきただけだ。
 排水作業が終わったころになって役人が被害状況を聞きに来たが、それっきり何の音沙汰もない。
 当工業団地には中小企業93社の工場があり、日系は10社ほど。10月16日から浸水し、11月16日までに排水作業をほぼ完了した。30日時点で、70社ほどが清掃や被害状況の確認を行っている」
《newsclip》


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