RSS

逃走1年半 タクシン派幹部の元人気歌手が出頭

2011年12月7日(水) 20時31分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、昨年3—5月にバンコク都心部を占拠したタクシン元首相派団体「反独裁民主戦線(UDD)」の幹部で元人気男性歌手のアリスマン・ポンルアンローン容疑者(47)が7日、タイ法務省特捜部(DSI)に出頭し、逮捕された。アリスマン容疑者は昨年5月にデモが治安部隊に鎮圧された後、行方をくらまし、テロなどの容疑で指名手配されていた。容疑者は「逃走中はカンボジアのサトウキビ畑で働いていた」「おかげで少しやせた」などと話している。

 タクシン派は今年7月に行われた下院総選挙で過半数を占め、政権に復帰。タクシン氏の妹のインラク氏が首相に就いた。アリスマン容疑者はこうした政治状況の変化を見て、帰国、出頭したとみられる。

 タイでは過去数年、地方住民、中低所得者が多いタクシン派と特権階級を中心とする反タクシン派の抗争が続き、政治・社会が混乱している。反タクシン派はタクシン氏を反王室、腐敗政治家と糾弾し、2006年のクーデターでタクシン政権を追放。タクシン派は特権階級が軍官財界を動かし民主主義や法治をねじまげているとして、2009年、2010年と反タクシン派政権打倒のデモを行った。2010年のデモでは治安部隊との衝突で、市民、兵士ら91人が死亡、1400人以上が負傷した。
《newsclip》


新着PR情報