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カオサン、スクムビット22など標的か バンコク空港でテロ容疑者身柄拘束

2012年1月15日(日) 02時19分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、タイ治安当局は12日、タイ国内でテロを企てた疑いで、イスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーとみられるレバノン系スウェーデン人の男(47)の身柄をバンコク郊外のスワンナプーム空港で拘束した。イスラエルからの情報提供によるもので、タイ国内にいるとみられるもう1人の容疑者の男については似顔絵を公開して行方を追っている。

 容疑者2人はバンコク都内の西洋人旅行者が多い安宿街カオサン通り、娯楽街のスクムビット・ソイ22通り、イスラエルやカナダ、オーストラリアといった西側の大使館などを標的にカーボムなどによるテロを企てていたもよう。ヒズボラはレバノンに拠点を置き、イスラエルと対立する急進派で、イラン、シリアから支援を受けているとされる。イランは核開発をめぐり、米国、イスラエルとの間で緊張が高まっている。

 容疑者の身柄拘束を受け、在タイ米国大使館は13日、「外国人テロリストがバンコクのツーリスト地区でテロ攻撃を仕掛ける恐れがある」として、米国民に対し、バンコクの西洋人が多い地区を訪れる際は注意するよう警告した。日本、英国なども自国民に警戒を呼びかけた。

 タイの観光業界は2010年のタクシン元首相派によるバンコク都心部占拠、2011年の大洪水で痛手を受け、今回の事件で回復がさらに遅れる可能性がある。タイ政府は「テロの心配はない」(コーウィット副首相)などと打ち消しに必死だが、13日のタイ株式市場では旅行関連株が売られ、ホテル大手マイナー・インターナショナルは3・4%、同業のドゥシタニは4%下げた。スラポン外相は米国がタイ政府への事前連絡なしに渡航警告を出したことに強い不満を表明し、近く説明を求める方針だ。
《newsclip》


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