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〈スペシャリストに聞く〉 スポーツ傷害

2012年2月11日(土) 16時29分(タイ時間)

チャートチャーイ・プーカーンジャナモラコット医師
サミティヴェート・スクムビット病院 外科

Assoc. Prof. Chathchai Pookarnjanamorakot , M.D.
Sports&Orthopedic Center  Samitivej Sukhumvit Hospital


 骨・関節整形外科、スポーツ医学、関節鏡手術のスペシャリスト。ソンクラーナカリン大学医学部卒(1986年)。タイ整形外科学会から専門医の認定を受けた後、独シュトゥットガルト・スポーツクリニックのスカラシップ研究員(関節鏡手術)となる。2011年からサミティヴェート・スクムビット病院に勤務。スポーツ傷害(障害・外傷)の予防から治療までを扱う総合スポーツ医学センター「スポーツ・整形外科センター」の責任者として準備中。開設予定は2012年。


——センターのサービス内容と特徴についておきかせください

 当院スポーツ・整形外科センターは毎日朝7時から夜10時まで、スポーツ医学を専門とする整形外科医や看護師、理学療法士、薬剤師など、経験豊富なスタッフが対応します。患者やスポーツ選手にご利用いただける運動施設も備え、医療チームがトレーニング指導を行います。

 従来のスポーツ選手に関する医療サービスは怪我の治療が中心でしたが、当センターは治療だけでなく、運動能力診断や、その人にどんなスポーツが向いているのかを調べるスポーツ適性診断など、予防を目的とした部門を持つ国内初の施設です。

——いくつもの部門に分かれているということですね

 スポーツを楽しみたい方や選手の皆さんのニーズに応じて、3部門に分かれています。まず、正しい運動法や、目的・身体的条件に最適なラケットなどの器具選び・使用に関してアドバイスする「スポーツ医学部門」。ゴルフのスイングの上達法やサッカーなどそれぞれのスポーツに必要なトレーニングの指導も行います。スポーツ適性診断や、怪我の予防を目的とした運動診断、スポーツ栄養学に基づいた食事プログラムの提供もこちらで行います。続いて、スポーツ中に負った怪我の治療を行う「スポーツ傷害・外科部門」。怪我の原因は大別して、スポーツ中の事故「スポーツ外傷」と身体の特定の部位に負担がかかりすぎて起こる「スポーツ障害」の2種類があります。スポーツ障害には腱の炎症や筋の変性、骨折などがあり、治療法は薬物療法から手術まで、症状によってさまざまです。そして、3つ目が治療後の患者の日常生活をサポートする「リハビリテーション医学部門」です。

——代表的なスポーツ傷害は?

 スポーツ選手以外の方にも起こりやすい「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」についてお話しましょう。テニス肘の原因は、肘の外側の筋肉の使いすぎです。炎症が起き、筋肉を動かすと痛みを感じます。身体に合わないスポーツ器具の無理な使用や、間違ったフォームによっても起こります。また、物を持ち上げたり引っ張る動作が多い職業に就いている人や、家事で同様の動作を日々繰り返す主婦にも多くみられます。筋肉の衰え始めた年齢層が完治しないまま筋肉を使い続けると、炎症が悪化し、やがて腫れが目立ってきます。料理や歯磨きなど、日常的な家事や動作にも支障が出てきます。治療を始めても回復に時間がかかり、2~3ヵ月を要します。

——テニス肘の治療法は

 痛みのある腕を安静にするのが、一番効果的な治療法です。再発防止のために、筋力強化に努めましょう。数日経っても症状が改善されない場合は、慢性化または痛風やウイルス性の炎症、頸椎症性神経根症も考えられますので、必ず医師の診察を受けてください。 当スポーツ・整形外科センターは2012年初頭の開設を予定しています。まずテニス、サッカー、バドミントンに関するアドバイスを、その後、ゴルフを始め多岐に渡るスポーツに関して逐次ご紹介していきます。

——ありがとうございました

サミティヴェート病院スクムビット
住所:133 Sukhumvit 49, Klongtan Nua, Vadhana,
Bangkok 10110 Thailand
電話: (66) 2711-8181 ファクス: (66)2-711-8125
日本人相談窓口電話:(66)2711-8122~8124
ウェブサイト:www.samitivejhospitals.com
《newsclip》


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