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不敬罪改正運動のタイ大学講師、暴漢に殴られる

2012年3月1日(木) 02時19分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、29日、不敬罪改正を訴える学識者グループのリーダーでタイ国立タマサート大学法学部講師のウォンジェート・パーキーラットさんがバンコク都内のタマサート大学の構内で男2人に顔を殴られけがをした。犯人は現場から逃走した。ウォンジェートさんは不敬罪の見直しに反対するグループの犯行ではないかと話している。

 不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の懲役刑が科される。特権階級を中心とする反タクシン元首相派と反王室のイメージが強いタクシン派の政治抗争が激化する中、不敬罪は頻繁に適用されるようになり、28日にも、タクシン派集会で王室を批判したとして、タイ人男性(70)に懲役7年6カ月の実刑判決が下った。

 不敬罪による投獄が相次いでいることについては昨年12月、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のシャムダサニ報道官代行が「このような厳しい刑罰は不要で不相応であり、国際的な人権保護義務に違反している」と警告し、タイ政府に法改正を要望。ケニー駐タイ米国大使も簡易ブログのツイッターに「国際的な表現の自由の基準にそぐわない」と批判した。

 ウォンジェートさんらはこうした中、不敬罪の改正を求める署名活動を始めたが、反タクシン派の軍幹部や野党、王党派団体などは改正反対を表明。昨年8月に発足したタクシン派インラク政権はこの問題で反タクシン派を刺激することを避け、不敬罪改正に反対の立場をとっている。
《newsclip》


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