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ミャンマー補選、スー・チー氏のNLD圧勝

2012年4月4日(水) 16時58分(タイ時間)
【ミャンマー】1日投票のミャンマー連邦議会補欠選挙(小選挙区制)で、野党・国民民主連盟(NLD)は、同党を率いる民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏が当選を果たしたのをはじめ、45議席中43議席を獲得した。

 NLDは44選挙区に候補を立て、東部シャン州で少数民族系政党に敗れた以外は、全ての選挙区を制した。

 テイン・セイン大統領は「補選は非常に成功だった」と述べた。

 今回補選が行われたのは、連邦上下院(定数664)のごく一部で、現在も8割以上を旧軍政系の議員が占めている。今後は2015年の総選挙に向け、国政参加を果たしたスー・チー氏とNLDがどのような存在感を示すかに内外の注目が集まりそうだ。

 今回の補選が順調に終了したことを受け、対ミャンマー経済制裁の解除に向けた動きが本格化する見通しだ。これに関連し、カンボジアのプノンペンで4日に閉幕した東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議では、対ミャンマー制裁の即時解除を国際社会に求める議長声明が発表された。

 日本政府は4日、玄葉外相の談話として、「日本はこれまでミャンマー政府に対し、アウン・サン・スー・チー氏を含むすべての関係者が政治参加できるよう働きかけてきた。今回、このような形で関係者の政治参加が実現したことは、ミャンマーの民主化の大きな前進であり、歓迎する」「ミャンマー政府の更なる民主化、国民和解及び経済改革に向けた取り組みを引き続き後押しする」と表明した。
《newsclip》