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〈タイ業界事情〉バーコード

2012年4月6日(金) 16時02分(タイ時間)

SATO AUTO-ID (THAILAND) CO.,LTD.
甲斐 貴裕 氏 (Laem Chabang Branch Manager)

タイでもさらなる浸透が期待されるバーコード

 バーコードなどの自動認識技術の導入メリットは今さら言及するのも不要といった感があるが、タイでは日系を含め、未だ入出庫作業や棚卸しで人海戦術を採っている企業が多いようだ。費用対効果を見極められないというのが一番の理由だが、上がり続ける人件費、流動性の高い人材、そして何より取引先からの信頼を考えると、自動認識技術の導入は必然となってこよう。タイでも今後さらに市場は拡大していくと期待される。

人海戦術でもなくならない人間のミス

 日本を含む先進国では、バーコードや2次元コードなどの導入はむしろ当然のことだが、タイではまだまだ導入に至らないケースが多い。その一番の理由は、「自動認識技術の導入に、費用対効果を見い出せない」ことのようだ。確かにシステムを導入しても、必ずしもスタッフの人数が減る訳ではない。例え減らせても、単純な人件費の安さと初期投資を比較すると、導入に二の足を踏まざるを得ない。これまでの人数で、これまでどおりのチェックをさせれば済む。新たな投資は不要だ。

 生産優先のメーカーでは当然の判断だろう。しかし、人間のミスというのは人数が増えてもなくなるわけではなく、むしろ人数に比例して増えていく。自動認識技術の多くは、入出庫作業や棚卸し、工程管理に導入されるが、人間の読み間違い、記入間違い、そして入力間違いは常に存在する。一方のバーコードリーダーは機械で読み取る為、バーコード種によっては読み違いの確率30万分の1という低さだ。ほとんどゼロと言っていい。

費用対効果と信頼の確立

費用対効果も、5年という減価償却を考えれば、人件費1—2人程度だ。システム自体はそれ以上に長く使用できるから、さらに安価という計算となる。

 人件費というのは常にアップするものであり、タイも例外ではない。法定最低賃金の値上げも、今回の洪水で一部延期さたものの、既に公務員では実施され民間に波及していくのも間違いない。多くの工場も対応を余儀なくされる。
 労働力の問題は人件費にとどまらない。人材の流動性という問題にも対応しなければならない。これまでのスタッフが辞めて新人に変わったからミスした、では済まされない。

 それよりも大切なのは、取引先からの信頼だろう。実際に「手作業だと『取り引き』に差し支える」という理由で、バーコードソリューションの提案依頼を受けることが多い。手作業であるがために、左右対称の製品を間違えて出荷するといった話は絶えることがない。小さなミスだが致命的でもある。間違いのない出荷、迅速な対応、熟練者でなくともスムーズに業務が可能な態勢が必要だ。お客様に本業の生産に注力して頂く為にも、それ以外の業務の標準化・簡素化を行うことは社内にとっても取引先にとっても必要な取り組みだ。

東部レムチャバンに新営業所

 サトーはハンドラベラー、POSの普及に合わせたバーコードプリンタの製造を手がける、日本で70年の歴史を持つ会社だ。世界的なトップブランドとして評価され、海外に多くの拠点を展開している。

 タイ現法のラベル工場はISO9001に加えUL/CSAの認証を受けている。タイには複数ブランドのバーコードプリンタの販売店があるが、自社ブランドのプリンタ、かつマッチングのとれたラベル工場を自社で構えているのが、弊社の強みの一つだ。

 また、今年は東部での増大する需要に応えるため、チャンブリ県レムチャバンに営業所を立ち上げ、アマタ・ナコーン工業団地を除くチョンブリ県とラヨン県でのサポートする。現在、日本人1名、タイ人の営業3名、CE1名、業務1名で、これまで異常に迅速できめ細かい対応をお客様に提供する。

 バーコードソリューションの提案では、お客様のニーズに合わせたラベル一枚一枚の基材や糊の選定から、スムーズに運用移管するための現場オペレーションの確認など、広範囲にわたって打ち合わせをさせていただく。システムに関しては、内製にこだわらず、システムインテグレータ(SIer)との協業・紹介など、最善の選択を常に目指している。

 バーコードプリンタはもちろん、ラベル、リボン、スキャナ、ハンディターミナル、製品周りのソフトウェア開発を含め、トータルでご提案させていただいている。ハードとソフトを組み合わせたビジネスコンセプト「DCS & Labeling」により、現場情報と上位システムをつなぐ役割を果たしていきたい。

洪水被災のお客様に無償点検・調整

 今回の洪水で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。弊社製品をご利用のお客様に無償点検・調整を実施しております。入れ替えの必要な場合は特別価格でご提供致します。まずは、営業担当、サービス員までご一報ください。

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SATO AUTO-ID (THAILAND) CO.,LTD.
住所:292/1 Moo1 Theparak Rd., Tumbol Theparak, Amphur Muang, Samut Prakan 10270
電話:0-2736-4460(代表)  ファクス:0-2736-4461
本社担当:守屋(もりや) 089-204-0755 / moriya@satothailand.co.th
レムチャバン支店:甲斐(かい) 087-976-3907 / kai@satothailand.co.th
ウェブサイト:www.satoworldwide.com (英語), www.satothailand.co.th (タイ語)
《newsclip》