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人気政治家1位はインラク首相 タイ私大調査

2012年4月10日(火) 11時41分(タイ時間)
【タイ】タイの私立アサンプション大学(ABAC)が3月10日—4月9日にタイの77都県中バンコク、北部チェンマイなど28都県の12歳以上を対象に実施したアンケート調査で、水かけ祭り(タイ正月、4月13—15日)で目上の人の手に水をかけ敬意を示す伝統行事を行いたい相手として、現役の政治家ではインラク首相が43・7%と最も多い支持を集めた。次いで野党民主党党首のアピシット前首相26・9%、元民主党党首のチュワン元首相11・1%、チャルーム副首相10・6%、ソンティ元陸軍司令官4・2%。首相経験者ではインラク首相の兄のタクシン元首相が40・2%と最多で、タイ国王側近のプレム枢密院議長が23・4%、チュワン元首相11・5%、アピシット前首相11%だった。回答者は2149人。

 タイではタクシン政権が軍事クーデターで崩壊した2006年以降、中低所得者層、地方住民が多いタクシン派と、特権階級、王党派市民を中心とする反タクシン派の抗争が続き、政治・社会が混乱している。今回のアンケートで取り上げられた政治家、首相経験者のうち、タクシン派はタクシン元首相本人のほか、妹のインラク首相、チャルーム副首相。プレム議長、アピシット前首相、チュワン元首相は反タクシン派とみられている。ソンティ元陸軍司令官は2006年のクーデターを指揮し、約1年間、軍事政権のトップを務めた。しかし、2011年の下院総選挙にイスラム系小政党の党首として出馬、当選し、タクシン派が多数を占める下院で、タクシン派と反タクシン派の和解を模索する国家和解検討委員会の委員長に就任。タクシン派に寝返ったという見方も出ている。
《newsclip》