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インラク首相、テロのタイ深南部視察

2012年4月30日(月) 08時58分(タイ時間)
【タイ】インラク首相は30日、タイからの分離独立を求めるマレー系イスラム過激派と治安当局の抗争が続くタイ深南部を訪問した。首相はパタニー県で治安当局の担当者から現状説明を受けたほか、地元の宗教指導者らと会談した。今後については、プミポン国王が提唱した「理解し、接し、開発する」という考えに基づき、対策を進める方針を示した。

 タイ深南部(ヤラー、ナラティワート、パタニーの3県とソンクラー県の一部)は都市部に中国系、郊外にマレー語方言を話すイスラム教徒が多く居住し、タイ語、仏教徒が中心のタイで異質の地域となっている。タイからの独立を求めるマレー系イスラム過激派による武装闘争が2001年から激化し、これまでに5000人以上が銃撃、爆破などで死亡した。現在も連日のように銃撃・爆破事件が起きている。

 3月31日にはヤラー市でバイク、自動車に仕かけた爆弾が爆発し、11人が死亡、100人以上が重軽傷を負った。その約1時間後、南部最大の都市であるソンクラー県ハジャイ市の高級ホテル「リーガーデンプラザホテル」(33階建て)の地下駐車場で爆弾が爆発し、タイ人2人、マレーシア人1人の計3人が死亡、400人以上がけがをした。

 4月19日にはヤラー県の村で、タイ軍・警察の部隊がイスラム過激派とみられる武装グループと銃撃戦になり、16—37歳の容疑者5人を射殺した。
《newsclip》


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