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ラオス首相、バンコクでタイ国王と会談

2012年6月3日(日) 21時57分(タイ時間)
【タイ】ラオスのトンシン首相(写真中央)が31日、バンコク都内のシリラート病院を訪れ、同病院に入院中のプミポン・タイ国王(写真右)と会談した。会談にはインラク・タイ首相(写真左)も同席した。トンシン首相は5月31日、6月1日にバンコクで開催された世界経済フォーラム(WEF)東アジア会議に出席するためタイを訪れた。

 プミポン国王は体調を崩し、2009年9月からシリラート病院に長期入院中。公の場に出るときは車椅子のことが多いが、一部報道によると、杖なしで50歩ほど歩けるようになるなど、回復が進んでいるという。国王は5月下旬にバンコクから約100キロのアユタヤ市を視察し、国民に健康状態の改善を印象づけた。

〈プミポン・アドゥンヤデート国王〉
 1927年、米国マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。祖父はタイの現王朝の中興の祖である5代目チュラロンコン大王、父はチュラロンコン大王の数多い息子の1人だったマヒドン皇太子、母は中国系の一般女性。
 タイの絶対王政を廃した1932年の立憲革命とその後の第2次世界大戦の影響で、1934年から1952年まで主にスイスに滞在し、同国のローザンヌ大学で政治学、法学などを学んだ。
 スイスで共に暮らした兄が8代目の王に即位した直後に変死したため、1946年に9代目の王に即位。1950年にタイで戴冠式を行った。
 タイへの本帰国後、全国で多数の農業プロジェクトを手がけ、遠隔地の視察、低農薬農業や代替燃料の開発などに取り組んだ。「微笑みの国」と呼ばれるタイの国王でありながら、公の場ではほとんど笑顔を見せず、峻厳なイメージがある。一方、社会的弱者の救済に熱心とされ、国民からは「ポー(お父さん)」と呼ばれ、国父として深く敬愛されている。
 王室の再興にも力を尽くし、王室儀礼・用語の復活、資金力回復を成し遂げた。米経済誌フォーブスによると、国王の推定資産は300億ドル(2010年)で、同誌の世界の王族資産番付で2008年から3連覇。英語の評伝が2冊あるが、いずれもタイでは発禁。
 1950年に結婚した王族のシリキット王妃との間に、ワチラロンコン皇太子、ウボンラット王女、シリントン王女、ジュラポン王女の1男3女。
 国王は2009年9月からバンコク都内のシリラート病院に長期入院中。公の場に出るときは車椅子で、2011年5月には過剰な脳脊髄液(のうせきずいえき)を除去する手術を受けた。
《newsclip》


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