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タイ国王の絵の前で不適切なジェスチャー、不敬罪容疑で女性捜査

2012年7月22日(日) 14時37分(タイ時間)
【タイ】不敬罪容疑で捜査を受けているニュージーランド在住のタイ人女性(63)が17日、バンコク都内の病院に入院した。女性は同日、スワンナプーム空港発のタイ航空機で出国するはずだったが、空港に姿をみせず、ニュージーランド人の夫だけが同機で出国した。空港には王党派市民数十人が女性の出国を阻止しようと集まり、気勢を上げた。女性はバンコクの憲法裁判所のプミポン国王の絵の前で不適切なジェスチャーをしたとされる。

 一方、タイ検察庁は19日までに、2007年に映画館で国王賛歌が流れた際に起立しなかったタイ人男性を不敬罪で起訴しない方針を固めた。証拠不十分としている。

 不敬罪はタイ国王夫妻と王位継承者への批判を禁じたもので、違反した場合、1件につき最長15年の懲役刑が科される。特権階級を中心とする反タクシン元首相派と反王室のイメージが強いタクシン派の政治抗争が激化する中、不敬罪は頻繁に適用されるようになり、タクシン派市民の投獄が相次いでいる。昨年11月には、携帯電話で王室を批判するショートメッセージ4通を送信したとして、タイ人男性(61)が懲役20年の実刑判決を受け、この男性は今年5月、獄死した。

 一方、昨年12月に不敬罪で懲役2年6カ月の実刑判決を受け服役していたタイ系米国人の男性(55)は今月10日、プミポン国王による恩赦で釈放された。男性は米コロラド州在住の自動車セールスマン。米国在住中の2007年から2010年にかけ、タイ国内で発禁となっている米国人ジャーナリストによるプミポン国王の評伝「ザ・キング・ネバー・スマイルズ」の一部をタイ語に訳して自分のブログに掲載し、昨年5月にタイを訪れた際に逮捕された。保釈を認められないまま実刑判決を受けたため、こう留・服役期間は計1年2カ月に上る。
《newsclip》


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