RSS

総合試験ソリューション KOBELCO RESEARCH INTERNATIONAL (THAILAND)

2012年7月23日(月) 21時58分(タイ時間)

KOBELCO RESEARCH INTERNATIONAL (THAILAND) CO., LTD.
山内 学 氏 (Managing Director)

——御社概要をお聞かせください

 親会社のコベルコ科研は1979年、神戸製鋼所より分析・試験業務を分離し、総合試験研究会社として発足しました。神戸製鋼所は1905年創立の鉄鋼メーカーで、鉄鋼、アルミ、銅などの素材事業や機械事業を手がけています。

 コベルコ科研は、材料評価から機械試験に至る、神戸製鋼所の一部門の時代より蓄積したノウハウを駆使。グループ内にとどまらず外販業務にも乗り出し、数多くのお客様に技術支援をしてきました。今や外販は業務全体の6割を占めます。

——タイ進出のきっかけは?

 タイ工業省から技術支援の依頼を受けたことによります。タイには日本の工業試験場に相当する試験分析研究所が7—8カ所あり、地場メーカーを対象に分析や評価などを行なっていましたが、技術が未熟で運営も思わしくありませんでした。そのテコ入れということで弊社に声がかかり、2008年に合同プロジェクトの始動となりました。

 その成果は、各試験所をまとめ役となる技術統合機関、Technical Service Netwok Centerの設立などに現れています。しかし同時に、弊社としては思う存分に実力を発揮できる機会が少なかったことも確かであり、2010年に現法を設立して営業サービスを開始しました。2011年に本格稼働、投資委員会(BOI)の認可を受けて現在に至っています。

——どのようなニーズがあるのでしょうか?

 製品が設計基準どおりの性能を発揮するのかという分析、評価、試験は、ものづくりには必要不可欠なものです。タイでは海外からの部品輸入がまだまだありますが、多くのメーカーは現地調達率の引き上げに努力しており、その現地部品に対する性能評価を求めています。

 日系メーカーの場合、ほとんどは部品や製品を日本本社に送って分析や評価を行なっています。しかし同時に、タイ国内で完結したいとも望まれており、そのソリューションを弊社がご提案しております。

——具体的にはどのような業務を行なっていますか?

 化学分析、材料評価、強度評価などです。鋼材など各種金属の成分を分析したり、そのミクロ組織や硬さを評価したり、自動車部品の耐久性の試験を行ったりします。寿命は? なぜ壊れるのか? めっきや塗装などの皮膜性能は? といったものを客観的に評価。特に自動車関連は得意とするところです。

 秘密保持が前提の業務であり、その分析や評価で個々の企業名を挙げることはありませんが、やはり現調部品は原料自体の質が低かったり、製造過程でノウハウの未熟が見られたりします。

——日本同様のレベルを維持するには?

 タイ人スタッフの育成にも努めていますが、日本人エキスパートが率先して業務をこなしています。BOIの恩典を受けていることもあり、日本人スタッフは6人を数えます。

 タイは試験分析に対する意識がまだまだ低いのは否めません。日タイ両国の官民協力による、自動車産業の競争力強化を目的とした自動車裾野産業人材育成プロジェクトで、弊社も試験分析の分野で支援するなど、人材育成に努めています。

 人材育成の問題はタイに限らず、日本でもいえることです。団塊世代と呼ばれるベテランが引退していき、その技術を若者にどれだけ受け継がせることができたのか。その技術の必要性を理解してものづくりに従事する人材がどれだけいるのか。人材育成はタイに限ったことではないでしょう。

——今後について

 現在のお客様は日系企業を中心に50社程度ですが、進出企業数を考えると200—300社ぐらいは、といったところでしょう。売り上げ的には今年1億円を目指します。

 顧客が望むその先を考える、日本のものづくり。そのものづくりの「医者」としての自信と責任感をもって、タイで事業を展開していきたいと思っています。

——ありがとうございました

Kobelco_001.JPG
EPMA(電子線マイクロアナライザ)室

Kobelco_002.jpg
耐久性評価試験室

KOBELCO RESEARCH INTERNATIONAL (THAILAND) CO., LTD.
住所:938 Soi Punnavithee 28, Sukhumvit 101 Road, Bangjak, Pra-kanong, Bangkok 10260
電話:0-2332-4193 ファクス:0-2332-4194
ウェブサイト:www.kobelcokaken.co.jp
《newsclip》


新着PR情報