【タイ】タイ当局は27日夜、兵士、天然資源環境省職員ら数千人を動員し、東部プラジンブリ県のタプラーン国立公園内に不法に建設されたリゾート9カ所の撤去作業を開始した。一部でリゾートのオーナーや従業員、近隣住民らがタイヤを燃やすなどして取り壊しに抵抗したが、強制排除された。リゾートの建物は重機で次々と取り壊された。
天然資源環境省国立公園野生動植物保護局のダムロン局長によると、タプラーン国立公園内の不法リゾートは49カ所で、約80平方キロを占拠している。このうち27カ所については裁判所が撤去命令を出し、8カ所はすでに撤去された。

強制撤去を指揮したダムロン局長(写真中央)

強制撤去されたリゾートのオーナーら