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タイ国防次官ら更迭、人事めぐり国防相らと対立

2012年8月30日(木) 08時41分(タイ時間)
【タイ】タイのテレビ報道によると、スカムポン国防相は27日、サティアン次官、チャートリー副次官ら国防省の高官3人を更迭した。

 9月末に定年退官するサティアン次官はチャートリー副次官を後任に据えようとし、タノンサク陸軍司令官補を次期次官に推すスカムポン国防相らと対立。国防相を非難する手紙をインラク首相、反タクシン元首相派の黒幕とされるプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)らに送ったり、スラユット枢密顧問官(元首相、元枢密顧問官)に面会して助力を求めるなどし、物議を醸していた。こうした人事をめぐる対立が今回の電撃解任につながった。

 反タクシン派が実権を握る軍はタクシン派のインラク政権とギクシャクした関係で、次官更迭で両陣営の亀裂が深まるという見方もある。ただ、テレビ局チャンネル7のニュース番組は、タノンサク陸軍司令官補の国防次官就任を希望したのは軍の事実上のトップであるプラユット陸軍司令官だとしており、その場合、話は軍の内輪もめで、政権への影響は限定的となる見通しだ。

 プレム議長は例年、8月26日の誕生日に、軍・警察の現役の最高幹部を自宅に迎え、祝賀を受けるが、今年は行わなかった。

 タイ軍は憲法上、国王が最高司令官で、政府からは半ば独立した存在。2008年には3軍の司令官と国防次官、国防相らの委員会が軍幹部の人事を決める制度が法制化され、政府からの独立性がより高まった。
《newsclip》


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