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テイ・エス テック、洪水被災のタイ・サハラタナナコン工場移転

2012年9月3日(月) 00時54分(タイ時間)
【タイ】テイ・エス テック(埼玉県朝霞市)は8月31日、四輪車用シートおよび内装品を製造するタイ子会社テイエス テック(タイランド)がタイ中部サラブリ県のへマラート・サラブリ工業団地に新工場を建設し、現工場(タイ中部アユタヤ県サハラタナナコン工業団地)から生産を移転すると発表した。現工場は昨年10—12月にタイ中部で発生した大洪水で浸水し、約6カ月間操業を停止した。現在は復旧し、正常に稼働しているが、将来の水害リスクを回避するため、工場を移転する。

 新工場は敷地面積6万平方メートル、建屋面積3・3万平方メートルで、2013年9月に稼働する予定。投資額は約8億バーツ(約20億円)。

 昨年の洪水ではタイ中部の工場団地7カ所が水没し、800以上の工場が被災した。浸水した工業団地のほとんどは再発防止のため、団地を囲むコンクリート製の堤防の建設に乗り出しているが、サハラタナナコンは洪水以前に開発運営会社が経営破たんしていたため、現在も本格的な洪水対策に着手していない。団地運営会社と政府は対策の遅れを互いに相手のせいだと非難し、今後の見通しは不透明となっている。

 サハラタナナコン工業団地には洪水前、自動車部品の丸順(岐阜県大垣市)、工業用バルブのヨシタケ(名古屋市瑞穂区)、物流・エレクトロニクスのカトーレック(東京都江東区)など46工場が入居していた。このうち8月20日までに14工場が100%操業を再開、13工場が一部操業を再開し、5工場が閉鎖した。
《newsclip》


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