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「今日があるのは先輩のおかげ」 タイ野党、バンコク警察司令官とタクシン氏の関係追及

2012年9月9日(日) 13時41分(タイ時間)
【タイ】カムロンウィット・バンコク首都警察司令官がタクシン元首相との親密な関係を野党民主党など反タクシン派に追求されている。

 カムロンウィット司令官は3日にバンコク都内で男性警官がひき逃げされ死亡し、世界的に人気があるドリンク剤「レッドブル(クラディンデーン)」の創業者の孫が逮捕された事件で、翌4日、執務室に記者団を招き入れ、質問に応じた。その際、部屋の中にタクシン元首相とカムロンウィット司令官が2人で写った写真が飾られていたことから、インターネット上に「タクシン氏は逃亡犯だ。なぜ逮捕しない」といった反タクシン派市民からの批判のコメントが殺到した。民主党はオンブズマンにカムロンウィット司令官の資格調査を要請する方針を示している。

 問題の写真には、「愛する後輩へ。おめでとう」などと書かれており、タクシン氏の自筆とみられている。室内にはカムロンウィット司令官が書いた「今日があるのは先輩のおかげ」という標語もあった。カムロンウィット司令官は今年7月に現職に就任した。

 反タクシン派の批判を受け、7日朝、バンコク首都警察本部に警官数百人が集まり、カムロンウィット司令官への支持を表明した。

 タクシン氏は2006年の軍事クーデターで政権を追われ、事実上亡命。2007年末に行われた民政移管のための総選挙でタクシン派が勝利したため、2008年2月に帰国したが、同年8月に出国し、不在中の10月、首相在任中に当時の妻が国有地を競売で購入したことで懲役2年の実刑判決を受けた。その後はタイに帰国せず、主にドバイに滞在している。

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支援表明に駆けつけた警官から花束を受け取るカムロンウィット司令官
《newsclip》


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