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タイ副首相兼内相が辞任、土地売買スキャンダルで

2012年9月30日(日) 21時50分(タイ時間)
【タイ】インラク内閣のナンバー2であるヨンユット副首相兼内相(写真)が28日、10月1日付で閣僚を辞任すると発表した。ヨンユット氏が副内務次官だった2002年に寺院の所有地をゴルフ場開発会社に売却する取引を承認したことについて、国家汚職防止撲滅委員会(NACC)が違法だとする判断を下したため。問題の土地はベテラン政治家のサノ元内相の関連会社が取得し、その後、タクシン元首相の関連会社に転売された。

 ヨンユット氏は内務次官を定年退官後、2008年にタクシン派政党プアタイの党首に就任。2011年のインラク政権発足後はタクシン氏の妹であるインラク首相の補佐役を務めた。閣僚辞職後もプアタイ党首、下院議員には留まる。

 タクシン派は2007年と2008年に同派政党が裁判所に解党命令を受け、党幹部多数が5年間の参政権停止処分を受けた。このうち2007年に処分を受けた111人は今年5月末に処分が解除され、このうちの一部は政界復帰に意欲を示している。こうしたことから、ヨンユット氏の辞任を機に、大幅な内閣改造が行われるという憶測も出ている。

〈ヨンユット・ウィチャイディット〉
1942年、タイ南部スラタニ生まれ。タイ国立チュラロンコン大学政治学部卒、タイ国立開発行政研究院(NIDA)行政学修士。1966年、内務省入省。ソンクラー県知事、トラン県知事、内務次官などを歴任した。2008年からプアタイ党党首。
《newsclip》


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