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前副首相、タクシン派与党党首も辞任

2012年10月5日(金) 06時01分(タイ時間)
【タイ】1日に閣僚を辞任したヨンユット前副首相兼内相(左写真)が4日、政権与党プアタイの党首と下院議員も辞職すると発表した。ヨンユット氏が副内務次官だった2002年に寺院の所有地をゴルフ場開発会社に売却する取引を承認したことについて、国家汚職防止撲滅委員会(NACC)が今年9月、違法とする判断を下したため。問題の土地はベテラン政治家のサノ元内相の関連会社が取得し、その後、タクシン元首相の関連会社に転売された。

 ヨンユット氏は内務次官を定年退官後、2008年、タクシン氏が実質的なオーナーである新党プアタイの党首に就任。2011年のインラク政権発足で、閣内ナンバー2である副首相兼内相に就いた。タクシン氏、タクシン氏の妹のインラク首相の補佐役、調整役に徹したため、2人の信頼があつく、温和な性格から敵も少なかった。

 ヨンユット氏の後任の副首相、内相の任命は、閣僚の任命、宣誓式を行うプミポン国王の体調がすぐれないため、先送りされる可能性がある。後任の党首にはヨンユット氏同様、安定感のある調整型の政治家が起用される見通しだ。

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〈ヨンユット・ウィチャイディット〉
1942年、タイ南部スラタニ生まれ。タイ国立チュラロンコン大学政治学部卒、タイ国立開発行政研究院(NIDA)行政学修士。1966年、内務省入省。ソンクラー県知事、トラン県知事、内務次官などを歴任した。2008—2012年、プアタイ党党首。
《newsclip》


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