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豊田通商、バンコク首都圏の渋滞情報をスマホに配信

2012年10月19日(金) 12時00分(タイ時間)
【タイ】豊田通商は独自に設置したGPS(全地球測位システム)からの情報をもとに交通渋滞を分析してユーザーに配信するシステムを構築し、タイでは豊通エレクトロニクス・タイ(TTET)が販売に乗り出した。道路状況の分析結果を5分ごとに更新、ユーザーに的確な状況判断と迂(う)回路の選択などの迅速な対応を促す。ユーザー数が増加することにより、渋滞地域へのさらなる車両の進入を減らし、渋滞そのものの緩和につなげることも可能としている。

 TTETがタイで発売したのは「TSquare Traffic」。バンコク首都圏を走る約1万台のタクシーに独自のGPSを設置し、日本や中国などで標準採用されているVICS/RTIC方式でGPSからの情報を取得、分析し、渋滞状況を把握する。バンコク首都圏1都6県の2万5000カ所の主要道路および交差点、高速道路、迂回路といった道路要素をカバーする。車の走行速度が時速20キロ以下の道路は赤、時速20—40キロで黄、それ以上の流れでは緑という情報が5分ごとに更新される。

 スマートフォン向けは今年7月、アンドロイドおよびiOSプラットフォームに配信を開始した。来年からは各自動車メーカーへの提供を見込み、日本のVICS方式と同様のFM放送で車載機ナビゲータへの渋滞情報配信サービスを開始する。

 TSquare Trafficは元々、慢性的な交通渋滞に悩むアジア諸国向けの有効なシステムの研究開発を日本の総務省が支援すると表明したことで開発が始まった。豊田通商は2010年から2011年にかけ、バンコク首都圏を走るタクシー700台で実証実験を行い、良好な結果を得たことから、今回の商用化となった。タイのほかインドネシアでも同システムの提供を検討している。

 タイで雨期になると必ず発生する洪水に関しても、道路の浸水状況を正確に表示。TTETは今後、道路状況のみならず、給油所や駐車場といった情報も充実させていきたいとしている。
《newsclip》


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