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タイで大規模内閣改造、タクシン元首相側近が入閣

2012年10月29日(月) 02時19分(タイ時間)
【タイ】プミポン国王は10月27日、インラク首相が提出した内閣改造名簿を承認した。ポンテープ元法相(55)、ポンサク元運輸相(62)らタクシン元首相の側近が入閣する一方、ユタサク副首相(元国防次官)らが閣外に去り、工業相、保健相などのポストを含む大規模な改造となった。

 財閥関係者で元裁判官のポンテープ氏は副首相兼教育相、タクシン氏のゴルフ仲間で実業家のポンサク氏はエネルギー相、東部の政財界に君臨するクンプルーム家のソンタヤー元観光スポーツ相(49)は妻のスクモン氏と交代で文化相、ワラテープ元副財務相(48)は首相府相に、それぞれ就任した。4人はいずれも初代のタクシン派政党タイラックタイの元役員で、今年5月末に5年間の参政権停止処分が解除された。

 タクシン元首相の親せきのスラポン外相(59)は副首相兼任に昇格した。

 プロードプラソプ科学技術相(67)は副首相に転任し、ウォラワット首相府相(53)が科学技術相に移った。サンサニー首相府報道官(53)は首相府相として初入閣した。

 農業協同組合相にはユコン元同省次官(62)が就任した。

 ジャルポン運輸相(元法務次官、元労働次官、66)は内相に転任。後任の運輸相には元チュラロンコン大学工学部講師のチャチャート副運輸相(46)が昇格した。

 工業相には政界の実力者、スワット元副首相の派閥に所属するプラスート下院議員(55)が初入閣で抜てきされた。

 保健相には医師で実業家のプラディット氏(53)が就いた。

 2010年にバンコク都心部を占拠したタクシン派団体UDD(通称スアデーン=赤シャツ)幹部のナタウット副農業協同組合相は副商務相に転任した。

 閣外に去ったのは、ユタサク副首相、ジンバブエの独裁者ムガベ大統領に便宜を計ったとして米政府から米国内の資産凍結、米国民との金融・商業取引禁止などの措置を受けたナリニー首相府相、テーチャパイブーン財閥出身のウィルン副財務相、タクシン財閥の通信衛星会社で経営幹部を務めたアーラック・エネルギー相、スチャート教育相、元タマサート大学副学長のポンサワット工業相、ウィタヤー保健相ら。

〈ポンテープ・テープカンジャナ〉
1956年生まれ。米ジョージ・ワシントン大学法学修士。裁判官を経て、政界入りし、タクシン政権(2001—2006年)で法相、エネルギー相を務めた。タクシン派政党タイラックタイが軍事政権により解党されたことにともない、5年間の参政権停止処分を受けた。2012年、インラク政権で副首相兼教育相に就任。妻はキアットナキン銀行、不動産会社エラワン・グループなどを展開するワタナウェーキン財閥出身。
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《newsclip》


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