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〈企業インタビュー〉 ハイテック・カビン工業団地

2012年11月5日(月) 23時20分(タイ時間)

Hi-Tech Kabin Logistics Corp., Ltd.
Mr. Thavich Taychanavakul (President)

プラチンブリ県で分譲開始 タイ製造業の新たなハブ

——御社概要をお聞かせください

 Hi-Tech Kabin Logisticsは今年5月、ハイテック・カビン工業団地の開発・運営のために設立されました。別会社として、中部アユタヤ県のハイテック工業団地を運営するThai Industrial Estateがあります。

 ハイテック工業団地は1989年設立、バンプーやナワナコンなどと並んでタイで最も歴史のある工業団地の一つです。当時のチャチャイ首相が「インドシナを戦場から市場へ」と呼びかけ(1988年)、同諸国の市場経済化と共にタイ経済もさらなる発展を遂げた時代でした。

——20年以上も前の団地設立となりますが?

 アユタヤ県が投資委員会(BOI)のゾーン2ではなくゾーン3だったころです。首都バンコクとタイ東部を結ぶバンナー・トラート通りは、今でこそタイ経済の動脈として活躍していますが、当時その姿はありませんでした。

 ハイテック工業団地はそのような時代にいち早く開発され、タイ経済の発展の要となる外資を数多く呼び込みました。バンコクを北上して60キロの地点、その途中にはドンムアン国際空港があり、地の利としては申し分ありませんでした。

 日本通運の入居によるネットワークの充実、開発当初からのキヤノンの操業など、日系企業の顧客にも恵まれました。技術系で知られるキングモンクット工科大学との提携によるトレーニングセンターの開設など、タイ経済の発展に貢献する事業を展開してきました。当初1500ライ(1ライ=1600平米)だった開発面積は2500ライにまで拡張されています。

——今回のハイテック・カビン工業団地の開発について

 昨年のタイ大洪水の発生を受けての、新たな拠点確保であることは否めません。バンコク首都圏とタイ中部で被害を受けた工業団地はいずれも、当地で洪水対策を進めながらも拠点の分散化に乗り出しています。我々はその中でも、20年以上という工業団地運営の実績を持って、新たな拠点開発に臨んでいます。

 ハイテック・カビン工業団地の候補地を最初に見に行ったとき、実のところ期待感はほとんどありませんでした。視察というよりはむしろ遠足気分。しかし現地に着いてその土地を見渡してみると、地の利の良さに改めて気付かされました。もともと工業団地として開発された土地なので、政府への許可申請、認可受理は迅速そのものです。

——どのような地の利の良さでしょうか?

 昨年から今年にかけて多くの企業が、製造拠点を東部チョンブリ県やラヨン県に求めて進出しています。それに伴って東部一帯は、バンコク首都圏と肩を並べるほどに過密化が進んでいます。一方、ハイテック・カビン工業団地が位置するプラチンブリ県カビンブリ郡は同じ東部でありながら、既存の工業団地によって工業化されつつ、本格的な発展はこれからという状況です。

 工業団地の開発は地価が安いだけではままならず、ある程度整ったインフラを必要とします。タイは労働力が豊富といわれつつ実は集めるのが困難ですが、その中でもやはり集めやすい地域はあるのもです。ハイテック・カビン工業団地は、首都バンコクと東北部のゲートウェーであるナコンラチャシマ県(コラート)をつなぐ国道304号線の78キロ地点に位置。安い地価ながらも整ったインフラ、労働力の宝庫といわれる東北部との直結、まさに団地開発に適した条件を備えています。

 環境保全にも恵まれた地域です。プラチンブリ県には重工業の工場がほとんどありません。もちろん、洪水の心配も少ない場所です。ハイテック・カビン工業団地の地点で海抜29メートルです。

——アクセス面に関しては?

 バンコクから140キロ、乗用車で2時間、トラックなどの業務用車両で3時間という距離。チョンブリ県やラヨン県などの東部工業地帯、スワンナプーム空港、レムチャバン深海港にも1.5—2時間、アユタヤ県などの中部工業地帯にも2時間、さらには東北部のコラートまで2時間と、半径2時間の距離にタイ製造業の全拠点を網羅しています。

 カビンブリ郡は製造業を展開するにあたって最適なロケーションであることに改めて注目。今後の発展を見込んで開発に乗り出した次第です。

——一帯は新たな工業地帯として発達していくのでしょうか?

 そのスピードはかなり速いと見込んでいます。過密化するチョンブリ県やラヨン県を避けて、プラチンブリ県に投資する企業がすでにあります。

 地域の工業化は多大なメリットを生みます。例えば農業による1ライ当たりの収益が5000バーツだとすると、工業化では10倍の5万バーツが期待できます。企業進出に伴って雇用が創出されれば、その分だけ地域の活性化が促され、行政にとっても税収が上がります。

——入居に適した企業規模や分譲価格など?

 ハイテック・カビン工業団地の開発面積は1100ライ、うち分譲面積は800ライです。1社50ライ程度の入居が適当かと思いますが、規制はありません。購入面積が1ライに満たない、例えば半ライでも入居は可能です。そのような「ミニSMEs」も積極的に誘致しています。もちろん、賃貸工場・倉庫も充実してきます。

 分譲価格は1ライ当たり200万バーツを目安としてください。東部や中部の工業団地と比較して40—50%の地価です。

——操業時期について

 現在、団地内の道路整備、給電、給水の工事が最終段階に入っています。年内11—12月にはほとんどの工事が終了します。洪水の心配が少ない分、水不足を指摘されることがありますが、すでに140万立法メートルの貯水池を造成しています。ワーカーから管理職まで、従業員の住居といったものも、カビンブリ市街地での確保が可能です。

 プラチンブリ県カビンブリ郡一帯は今後、そのロケーションの良さからタイ産業の新しいハブとして発展していくでしょう。その発展に貢献すべく開発を続けていきたいと思っています。

——ありがとうございました

Hi-Tech Kabin Logistics Corp., Ltd.
バンコク事務所
住所:130-132 Sindhorn Bldg., Tower 2, 8th Ffl., Wireless Rd., Bangkok 10330
電話:0-2651-5575 (日本語窓口:佐々木、加賀美)ファクス:0-2651-5573
Eメール:info@hitechkabin.co.th
ウェブサイト:www.hitechkabin.co.th
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