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タクシン氏、プレム議長を強く批判

2012年11月19日(月) 14時54分(タイ時間)
【タイ】タクシン元首相は18日、バンコク郊外のサムットプラカン県で開かれたタクシン派団体「反独裁民主戦線(通称、スアデーン=赤シャツ)」の集会に国際電話をかけ、集まった支持者数千人を前に、プレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)、スラユット枢密顧問官(元首相、元陸軍司令官)らを強く批判した。

 タクシン氏は反タクシン派が24日にバンコクのラマ5世騎馬像前広場で反政府集会を予定していることについて、「国を氷漬けしようとしている」と述べ、反タクシン派が政治混乱を引き起こして政治、経済を停滞させようとしていると主張。集会主催者のブンルート退役陸軍大将がスラユット枢密顧問官の士官候補生学校の同級生であることを指摘し、スラユット枢密顧問官の関与を示唆した。また、プレム議長の側近であるパジュン退役提督が反タクシン派集会に参加するとして、「プレム議長はなぜ民意、憲法を重視しないのか」と批判した。タイ字紙タイラットなどが報じた。

 タイでは2006年以降、地方住民、中低所得者が多いタクシン派と特権階級を中心とする反タクシン派の抗争が続いている。反タクシン派はタクシン氏を反王室の腐敗政治家と糾弾。一方のタクシン派は特権階級が軍官財界を動かし民主主義や法治をねじまげていると主張している。激しい政争の中、2006年、2008年には反タクシン派、2009年、2010年にはタクシン派による大規模なデモがあり、2010年にはデモ隊と治安部隊の衝突で、市民、兵士ら91人が死亡、1400人以上が負傷した。

 反タクシン派は2006年に軍事クーデター、2008年には「司法クーデター」と呼ばれる憲法裁判所によるタクシン派政党の解党命令で政権を奪還した。一方、タクシン派は下院総選挙で2001年、2005年、2007年、2011年と4連勝中。
《newsclip》


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